二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D.Gray‐man】 ( No.3 )
日時: 2010/01/06 16:50
名前: 優奈 ◆Xfh7P15zIk (ID: BPCEtGLD)

#02「1人の少女」


 「ラビ、アクマがいます!!」

 アレンが左目を抑えて屋根上にいるラビに向かって叫んだ。

 「どこさ?」

 「あっちの方向です!!」


 ラビは屋根から下りた。


 「雑魚さ?」


 「たぶん・・」



      ♪



 目がかすむ・・・・


 こんな奴らにころされるなんて____



 せめてあと1回____



 少女は大きく肩で息をした。



 バァン____


 

 大きな音が鳴り、周りが爆発した。



        ♪




 「アレン、今の音は!?」

 「分かりません、行きましょう!!」


 2人は走った。


 
 目の前にはレベル1のアクマが大量にいた。


 「ちょっと待てアレン!!」

 「どうしたんですか!?」


 ラビが不意に足を止めて、愕然とした。


 そして当たり前の事を聞いてくる。



 「___この町に住人はいないんだよな!?」



 「・・・ラビ?____まさかっ!!」



 「そのまさかさ!!!女の子がいるさ!!」



 アレンは走る。



 よく見るとアレンと同い年の様な女の子がアクマに囲まれていた。

 右肩を抑えて、荒い呼吸を繰り返していた。


         
          ♪


 

 今ので10体ぐらいは消えたハズだと少女は確信を持つ。

 もう1度だけ、


 左手を後ろに回そうとする。


 「・・・・・ッ!!」


 ズキ、と右肩に激痛がはしり、体の力が抜けた。


 少女は壁に背中を預け、倒れた。


 目がかすみ、視界が狭くなる。


 アクマがこちらに来るのが分かったのが最後。


 意識がなくなるのがわかった。


       ♪


 「ラビッ!!」

 「分かってるさ!!」


 2人は発動した。


 目の前にいるアクマ達を次々に壊していく。


 少女に気をつけながら、アクマを壊す。



 それは数分もかからなかった。


 「神ノ道化」と「槌」


 2人の武器にアクマはかなわなかった。

 全滅、したのだ。