二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 〜おひさま園びより〜 番外編up ( No.8 )
日時: 2010/01/06 21:38
名前: ネッパーが好きすぎる人 (ID: .CNDwTgw)

【自慢の幼馴染 下】
(バーン目線)
 
 
ヒートが引き抜かれて何ヶ月かたった。 

だんだんヒートの居ないプロミネンスに馴れてしまって。
 
 
 
でもそんな時。
 
 
「バーン、電話だ」
 
部屋にいる俺にガゼルが受話器を渡した。
 
その顔は少し下を向いていた。
 
 
(何だ・・・?)

 
「はい、今変りました。」
 
「雷門の監督の響だが、ヒートと言う奴が・・・」

 
 
「は・・・?」
 
  
 
 
* 
 
*

*
 
「ヒート・・・」
 

俺が来た所は稲妻病院。
雷門の近くの病院だった。
 
まさかとは思った。
 
 
試合中、いきなり倒れたらしい。
 
もう意識は回復していたが、様態は最悪だった。

 
 
「病気の・・・再発・・・ですか?」
 
「あぁ、しばらくはまたサッカーは愚か、体を動かす事は
 当分・・・」
 
 
一瞬、目の前が真っ暗になった。
 
 
 
は・・・?
 
 
再発・・・?
 

何で・・・?

治ったんじゃなかったのかよ・・・


「ごめんね・・・、晴矢」
 
ヒートはそう謝るだけだった。
 
 
「悪いのはお前じゃない、謝るな。」
 
 
ヒートの周りには名前の分からないような医療器具が
いっぱいあって、いかにも病人って感じがした。
 
 
「晴・・・矢、父さんは・・・?一人で来たの・・・?」
 
「一人で。自電車でぱぱーっと。」
 
「は・・・はは・・・ 晴矢らし・・・や」
 
 
笑顔さえも苦しく見える。
 
「早く直してまたサッカーやろうな!!」
  
俺はサッカーボールをテーブルの上に乗っけた。
 

「・・・・・」
 
ヒートは下をうつむいた。
 
「どした?」

 
 
「もし・・・ もしだよ?
 
 俺が・・・死・・・んじゃったら?」
  
 
「そんな事無い!!
 お前は前も直したじゃんかッ
 
 また一緒に—「静かにしてください!!」
  
 
ドアから看護婦さんが入ってきた。
 
 
「ここは患者さんが居るところですよ!
それにもう面会時間は過ぎてます!!」
 
 
「あっ・・・ ちょっ・・・ まッ・・・」
 
 
 
・・・無理やり出された。

 

 

 
* 
 
「クソ・・・ 鬼看護婦め!」
 
 
俺は夕陽が沈む前に帰ろうと思ったんだが・・・
 
さすが冬!暗すぎるぜ!
 
 
「う〜・・・ さぶッ半袖で来た俺が馬鹿だった・・・」
 
「あっ!バーン☆」
 
 
この声・・・ 聞き覚えのある・・・
 
「グ・・・グラン・・・」
  
 
 
 
「・・・で?バーンはヒートの見舞いねえ」
 
「グランは??」
 
「俺はねー 円堂君とキャッピキャピしてた!」
 
 
「ぅゎ・・・」
 
「うわとは何だ うわとは!」
 
 
でも、良いな。
 
グランは素直になれて。
俺も素直になれれば苦労しないんだけど。
 
 
「それよりバーン今日夕飯当番でしょ!
 ガゼルにノーザンインパクトォオオオ!
 
 ・・・されちゃうよ?」
 
 
「ぅゎ ヤベお先いい〜」
 
  
 
 

 
明日はまたお見舞いしに行こう。

練習終わったらすぐ。
 
 
ヒートの好きな果物も持って。
 
 
 
 
 
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本当は【下】で終わるつもりだったんだよ・・・
 
続きは【下の下】で。