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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 涼宮ハルヒの嫉妬 ( No.32 )
- 日時: 2010/01/07 01:55
- 名前: song (ID: p17IpJNR)
「ところで、涼宮さんは? 」
朝比奈先輩は話を切り替える。
「多分、もう部室にいるんじゃないですか? 」
答えるキョン。
「そうなんですか。では私もそろそろ……」
と、朝比奈先輩は切り出すなり私をじっと見つめる。
「な、何か? 」
私は怯えて答えた。
「日和さん、けっこう可愛いですよねー」
「えッ? 」
唐突な朝比奈先輩の言葉に心底私は驚いた。
「いえいえ……団に入部したら、イの一番にコスプレさせられそうだなぁと思いまして」
さぞ嬉しそうに先輩は言う。
コ、コス?……それはどういう意味?
「うーむ……確かに、入部の有無に関らず、用心は必要だな」
続けるキョン。
「え?え?」
頭の上にハテナマークを浮かべ、私はことの収拾がつかなくなった。
「ハルヒだよ。朝比奈さんみたいな人を捕まえてはいろんな服を着せたがるんだよ……困ったやつだ」
キョンはふぅと溜息をつき、言う。
「私はアレ以上度が過ぎなければいいのですが……」
気になる言葉を残し、朝比奈先輩はその先を言わない。
「アレって何です? 」
私は言葉を指して言う。
「……メイド服です」
少し、顔を赤くして言う。朝比奈先輩。
「…………ッ !? 」
今、私の中の常識と非常識がごちゃまぜになった。
「ひより? 大丈夫かー? 」
「ハッ! 」
どうやら、私は一時停止していたみたいだ。自分のメイド服姿をソーゾーしてしまった。メイド服……
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