二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ひぐらしのなく頃に 自殺し編 ( No.4 )
日時: 2010/01/07 14:14
名前: もっこす (ID: .CNDwTgw)

 
【♯3】 
 
 
「梨花ぁ〜出来ましたわよ〜」
 
「みー☆見事なキムチ鍋なのですよ!」
 
 
鍋の中は赤い液体がぐつぐつ煮込まれてて、
まるで生き地獄を連想させた。
 
(血・・・)
 
生き地獄、とともに「血」と言う単語も連想された。
 
 
 
(もう・・・ 最近私可笑しいわ・・・
 気でも狂ったのかしら・・・)
 
 
「さ、いただきましょう♪」
 
「・・・はい、なのです」

 
 
 
 
 
「辛いですわ〜
 でもダシ効いてておいしいですわ!
 
 さすが梨花!」
 
「キムチ鍋なんてちょろいモノなのです♪
 にぱー☆」
 
 
(だっていつも羽入に嫌なことがあるといつも
 このキムチ鍋作ってたもの・・・
 
 辛いって言いながらおいしいって言ってくれてて・・・
 
 
 
 まだ羽入帰ってきてないのね。
 今日の事まだ気にかけてるのかしら・・・)
 
 
 
『梨花・・・いじわるは止めてくださいのですよ』
 
『梨花・・・梨・・・ あッ』
 
 
初めて気づいた。
 
僕と梨花はいつも味を共感してて、お仕置きで
キムチ鍋を食べられていたのです・・・
 
それで僕はひーひーになってむきゃーって
なってたのに・・・
 
 
 
 
『味』を感じない・・・
 
 
『まさか、梨花・・・』
 
 
 
 
 
『僕を気づかぬうちに拒絶してる可能性が・・・
 あうあう・・・ 
 
 それは困るのです・・・』
 
 
 
 
 
 —雛見沢症候群、まだ誰か知らなかった。