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*三話的な何か*
（瞳子目線）
　
時間はもう6時半。
　
皆が夕食を食べに集まってきた。
——が、一人たりない。
　
晴矢の隣だから—・・・あ、風介だ。
　
　
「ねえ、風介知らない？」

晴矢に聞いてみても晴矢は首を横に振った。
　

「じゃあ、ヒートは?」

ヒートも首を横に（略
　
　
「じゃあ、クララ」
　
クララｍ（略　
　
　
　　・
　　・
　　・
　
　
「じゃあネッパー」
　
「ヒロトなら何か知ってるんじゃないかな」
　
　
やっと１３人目で口を開いた。

　
「ねえ、ヒロト知ってるの？」
　
「うん、知ってるよ〜」
　
　
何故それを早く言わないッ　
　　
　
　
「風介はね、風邪を引いちゃって寝てるんだ
　
　食欲ないから僕に今日のお夕飯のハンバーグ
　くれるって言ってたよ！」
　
ヒロトはにっこりと笑って言った。
　
　
「そうね、じゃあ風介にはあとでおかゆでも
　持ってこっかな？」
　
「うん！きっと　喜　ぶ　よ　」
　
　
ヒロトの顔がだんだん嫌な笑顔になってく。
　
まさか・・・　この子・・・
　
　
「さ、食べよー　いただきまーす」
　
あっ無視したっ！
　
　
　
その日、夜遅く起きた風介は冷え切ったおかゆを
食べたという・・・　
　
　
　
　
「でも私的には冷たいのも悪くはない」
　
　
　
それからだった。
風介が冷たいものを好むようになったのは・・・