二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 〜おひさま園日和〜 ※建て直し ( No.8 )
- 日時: 2010/01/07 18:32
- 名前: ネッパー好きすぎる人 (ID: .CNDwTgw)
八話
「姉さん これどうすんの〜?」
「あぁ・・・それはこうで、こう。」
ぱた
ぱた
「ねえさーん、こっちも〜」
「ちょ ヒロトケーキに塩は駄目よ」
姉さん行ったり来たり。
「料理って疲れる物だっけ?」
「「出来たー!」」
ヒロトが美味しそうに味見。
頬を押さえながらうなずいてる。
「これなら良いよ!イケル!」
「でも・・・」
風介は少し心配気味に料理を見る。
(不評だったらどうしよう・・・)
だんだん悪い方向に頭が行ってしまい、
自分で自分を攻める状態になっていた。
「大丈夫よ、風介」
瞳子姉さんが肩を叩いていきた。
「私もさっき味見したけど、美味しかったわ。
それにヒロトとなったら。」
クスリとヒロトを見ながら笑う。
「きっと晴矢も喜んでくれるよ。」
「・・・うん」
ちょっと自信が持てた。
いままで自分に自信を持っていなかったから。
(喜んでくれるかな)
*
「ただいまーーーー!!
さびーッ もうこれ虐待!!
この寒さは犯罪ッ」
寒そうに晴矢が部屋へ入ってきた。
大丈夫。
それは予想して、部屋は暖かいから。
「・・・はっぴーばーすでー晴矢」
「誕生日おめでと〜☆」
パンパン、と晴矢に向かってクラッカーを鳴らす。
「・・・・・・」
晴矢の反応が気になる。
「うっわ!すげーー!!
これの為に俺外に出してたんだ・・・
・・・で俺誕生日だったっけ?」
頭の上にはてなを浮ばせながらもマフラーを投げ捨て
テーブルのそばに行った。
「ありがと!風介!」
彼は眩しいくらいの笑顔を見せてくれた。
「ぅ・・・あ・・・どう・・・いたしまして・・・」
顔が赤くなって上手く喋れない。
その様子を瞳子は微笑みながら見ていた
(ああ・・・いいフインキだ・・・)
しかし。
「もー僕も一緒に作ったんだよー!!」
(馬鹿ヒロト・・・このKY・・・)
でも、いいな。
本当に血のつながった兄妹みたいで。