二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.2 )
日時: 2010/08/20 17:34
名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330

*2話—蜜柑side—*



「今日、君達に集まってもらったのは新しい仲間を紹介するためだ」


現在、初校長室にて危力系の集まり。
というより、うちの紹介だ。
もちろん、棗はいない。うちが危力系に入ったって
知ったら怒るのは目に見えている。
それに、棗のことだからまた自分が犠牲になろうとするだろう・・・。


「佐倉蜜柑です・・・アリスは無効化と盗み・・・」


ザワつく。けっこう事件も起こしたし仕方ない。


「おいっ!あいつ花姫殿の時の・・・?!」
「あら、ほんと・・・」


後の方に花姫殿の時にいた呪いのアリスの瑠衣って人と
空気使いで蛍に付きまとってた颯という人がいた。


「み、蜜柑ちゃん・・・何でっ・・・」


その隣に悲しそうな顔ののばらちゃんがいた。
・・・そんな顔しないで。胸が痛い。

その時、ピンクの髪がチラっと見えた。
それはのばらちゃんの隣にいる子のものだった。


「校長、彼女のアリスは戦闘系ではないのに任務だなんて・・・」


のばらちゃんが力細い声で言う。


「それには問題ない。彼女は珠璃とのばらとペアを組んでもらう」
「・・・私達ですか?」


そう声をあげたのは、のばらちゃんの隣にいた
ピンクの髪の子だった。
さっきは顔が見えなかったから
分からなかったけど、かなりの美少女だ。


「・・・さぁ、もう解散しなさい」


みんなぞろぞろと出て行く。うちは一番最後に出た。
廊下に出ると、その珠璃って子が待ってた。


「私は七海珠璃、中等部3年。よろしく蜜柑」
「あ・・・よ、よろしくお願いします・・・・・」
「敬語なんて使わなくていいからね」


そう言って、珠璃ちゃんは微笑んだ。
それは、蛍のような強く優しい笑顔だった。

危力系って暗くてやなイメージだけど、
この人みたいに、ちゃんと優しい人もいる。
任務も、のばらちゃんも珠璃ちゃんもいるなら、
なんとかなりそうだ。

・・・棗、うち頑張るから。







*2話end*



◇MYKコーナー◇
・花姫殿
⇒結界のアリスを持つ中等部校長の、お正月に行われる
美少女サロンのような会。大の男嫌い。

・周 瑠衣 amane rui
危力系で呪いのアリス(罰則印)。瑠衣は高等部生で
翼の頬に星印をつけた人。オカマで男好き・女嫌い。

・松平 颯 matudaira hayate
⇒危力系で空気使い・通称“かまいたち”。翼と同じクラスで、
蜜柑曰く「空気のよめない空気使い」。
蛍が、昔大好きだったアニメ・「美少女戦隊☆ファイブカラー!」
に登場する「クール☆ブルースカイ」にそっくり
だという理由で蛍に一目惚れしてしまう。

・茨木 のばら ibaragi nobara
⇒危力系で氷のアリス・通称“氷姫”。中等部2年。
能力自体は強力なものの、上手く制御できない。
学園生の間では棗に並ぶ有名人で美少女。
実は二重人格で、普段はおどおどしているのに、
任務時は残忍で冷酷な性格になる(トランス状態)。


珠璃わ樹愛のオリキャラです(・ω・`)


[2010/01.06]