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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂‐黒蝶のヴィーナス‐『暴騒動篇』 ( No.165 )
- 日時: 2010/02/09 18:35
- 名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
第弐八話(第九話)「呟き」
「…十四朗の奴死んだんじゃないか?そんなことじゃドッキリも何もなくなるが」
轟音と悲鳴やら煙やら何やらに紅玉は呟いた。
「わァー、紅玉ィー!お疲れさーん」
月輝夜が仰向けで棒付きキャンディーを舐めながらウインクをしてきた
「…今お前は何もしてないが?サボってるのか?」
いかにも前からずっとここが特等席です。てきにその場から動こうと全くしない月輝夜。
舐め終わればどこからともなくまた飴が出てくる。
「大丈夫だよー、やってもらっ…!」
少し途中つっかえ、隣の部屋のドアを見た。
そして次にドアが静かに開く
「おい…月輝夜…終わらせたぞ…」
そこから出てきたのは夜蒼空だった。
暗い青い顔でくしゃくしゃの紙を差し出す
「おーご苦労ご苦労。でもさァ…くしゃくしゃだねェー?え?」
悪戯っぽい顔で夜蒼空を見る。
今までも何回もやり直しをくらっているようだった。
月輝夜のほうが弟なんだが…
「…ってめーほざけよ!!もう俺ァやらない。俺まで巻き込むな!お前のぶんまですべてやって…やらされてるこっちの身にもなれ!」
とがった声でそういうと紙を放り捨てて出て行ってしまった。
「なんだ、これ?」
くしゃくしゃの紙には最初だけ綺麗な字で書かれた文が…最後はやけくそである
「ふふん、今日が山場。明日からは絶望の日々を送りやがれー!ははっ」
そんなことをいいながら新しい飴を取り出す。
今日の夜、真選組で隊員達も呼んで紙に書かれたことを言うのだそうだ。
内容は…
「…これがドッキリ合図ってことか。。。」
そして夜がやってくる…
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