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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂‐黒蝶のヴィーナス‐『立て直し篇』 ( No.30 )
- 日時: 2010/01/17 14:24
- 名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14942
第壱四話「血の戦場」
「くっ」
「うおらぁ!!」
「っ」
…あれから戦場は血の海と化した。
鬼神・死神との戦いはどちらも引かず死、傷が深まるばかり…
銀時も神楽も新八も、沖田も土方も近藤も。
誰しもが味わったことのない戦場、いや地獄だった。そして嘲笑う声、今まで滅ばされた民族。村、町…そんな彼らが味わった恐怖。
それを今感じたのだった、紅い月が光る。
それは、紅い月…いや狂気の月。
黒い影は、そんな戦場を見て笑った。
そして漆黒の闇を舞う…
「っ、来たな…?」
陸は月を見て笑った、彼の目に映ったのは・・・
「兄貴!!いや・・・九十九!」
「よぉ、陸?久しぶりだな?」
そう兄である、鬼薔薇 九十九だった
「鬼薔薇…」
真選組、彼らも知っている。いや探していた…
真選組が走り出そうとしたとき目の前にナイフが走る「っ」
「手を出すな…」
「陸、やるつもりか?お前が、俺に?」
見下してる、完全に・・・
「九十九・・・?」
紅玉は少し戸惑いながら声をかけた、知っている九十九じゃない。鬼薔薇 九十九じゃ…
「紅玉・・・か、久しぶりだな?」
「九十九…それに、陸。。。あの後、何かあったのか…?」
二人は黙る、だが九十九が少し小さな声でつぶやいたのがわかった
「俺が見捨てただけさ…俺が生み出してしまっただけさ…新たな憎しみの塊をな」
「なんだ、あいつら…」
「死神の様子がおかしいアル、、、」
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