二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂-白百合の旋律- 『日向篇』 ( No.126 )
日時: 2010/01/31 15:37
名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)

第六訓「哀しみの裏で…」

万事屋に帰る前に陽に会おう…そう思い病院内を歩き回る

「どこいったんだろう?」
日向と話しをしている間にふっ、ときえてしまったのだ

「なんか放送っぽいのかかってたアル」
神楽はぼそっと呟いた、それは日向のご親族の方…というものだったらしい

「なんかあったのかな…大丈夫かな」
白刻は心配そうにしながらベンチに座るが落ち着かない…日向に何かあったのでは?
早く陽を見つけなければ…と

そしてベンチの前のドアで今話しているようなのだ…
声は何も聞こえない、ご親族っていっても陽しかいないらしい…
あんな子供が今医者と何をはなしているのだろうか…

そんなことを考えていると、小さな音を立ててドアが開く…

「失礼…します…」
陽が部屋を見てお辞儀をした。
その顔は暗く哀しい顔だ、ドアを閉めた後も下を向いてずっと俯いていた。

「陽!」
白刻は立ちあがると近寄った

顔をあげて白刻や銀時らが心配そうにしてるのをみて、陽は泣きそうになるのをこらえているように見えた。
「あ…なんでも屋さん」

「なにかあったアルか!?」
神楽は大きな声を出して言う

陽は暗い顔を明るく無理やりの作り笑いをする。
「あ…いや、よくなってる…って!」
そうには全く見えない。
ドアから出てくるその姿も、なにもかも

「そーか、そりゃァよかったな!」
それでも銀時はそういって嬉しそうにした

新八と白刻は顔を見合わせる。
神楽は陽に詰め寄り
「お姉ちゃんのこと…日向のことくわしく教えてほしいヨ!どんな病気アル?!」

その言葉に陽は哀しい顔にもう一度なると口を開く。