二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂-白百合の旋律- 『日向篇』 ( No.180 )
日時: 2010/04/21 18:17
名前: 椿薔薇 (ID: zc76bp3U)

第壱壱訓「嬉し騒がし」

「なんでここに?」
新八がここで言わなければ・・・とばかりに見計らって聞く。

「お見舞い、お見舞い」
沖田が手に持った花をヒラヒラと掲げて言った。

すると
「・・・ん」
という声とともに薄っすらと日向が目を開けた。
まだ虚ろではあったが人影に気づいたのか体を起こして呟いた。

「何をしているの?」

その声に白刻が布団にとびついて
「日向ねぇ!ごめんなさい!起こしちゃって!!おいこらァ、てめーらがピーピー煩いから日向ねぇ起きちゃっただろ!!」
とか、少しキレながら白刻は言った。

それに銀時は続いて
「そうだ!てめーら静かにしろォ!!」

それにいつものごとく新八のツッコミが入って・・・
「お前らが静かにしろよ!!というか白刻さんキャラかぶるから!そんなキャラだったの!?」

「うるせーダメガネ!!いっとくけどこれからは私がツッコミ担当するから!休んでていいよ、安らかに眠ってて!!」
そういいながらギャ−ギャ−と騒ぎ出す。

「・・・最終てきに皆煩いアル」
今日はなんだか落ち着いていた一番大人だった神楽がボソっというと万事屋はもっと煩くなった。

そのころ・・・
「ごめんなさいね、ご心配おかけして・・・忙しいのに私のためにこんな・・・」
日向が花を受け取って申し訳なさそうに言った。

「いや、世話になってるのはこっちだからな・・・一番世話になってる筈の近藤さんが来てないが・・・」
ため息をつきながらブツブツと呟く土方。

「なんで旦那達が?万事屋に頼まなくても・・・」
新撰組が・・・と続けようとした沖田の言葉を遮って日向は
「わからないのだけど・・・陽がなにか頼んだみたいで・・・でも嬉しい、お友達ができたみたいで。だからいいの」
微笑んで言った。

「おい!てめーらお姉ちゃんに変なこと言ってんじゃねェよな!?」
銀時が言い

「んなこたァ言ってねェし、やってねェって言っただろーが!」
土方が言い返し

「いつもは優しい私が怒ったらどうなんのかしってんのかァ?!薇舞 白刻・・・言っとくけど主人公だから!」
白刻が言い

「本当にかぶってるぜィ、見た目も中身も・・・パクリだ。」
キレさせるような言葉を沖田が言ったりして・・・

「ふふ・・・元気な人たちね」
平然としてられるある意味凄い日向が呟いたり・・・

病室は冷めることはなく・・・
日向の部屋に光が差し込んだ。。。