二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂-白百合の旋律- 『日向篇』 ( No.200 )
日時: 2010/04/21 18:18
名前: 椿薔薇 (ID: zc76bp3U)

第壱弐訓「真実、白百合もまた」

騒がしくなったところに思い出したように土方が沖田を手で呼び出した。

「?なんですかィ、土方さん」
そういう沖田にはまだ鳴りやまない非難の雨。

「総悟、わすれちゃいねェよな?こっちは捜査もかけてきてんだ」
と、言うと沖田はあー…と言ってから銀時を今度は手で呼び出した。
「旦那ァ!ちょいと」

「んァ?なんだ?お前、白刻と神楽が煩いんだけど。どうにかしろよ…」
と口ぐちに言い肩をすくめた。

「じゃあそのチャイナ娘と白百合も呼んできてくだせィ、こりゃァ聞いてほしいんだ」
白百合、そう沖田は一回白刻と出会っている。
そのときに聞いた名前が白百合だったからであった。

「白百合…?あー、神楽!白刻!……新八ィお前らちょっと来いや!」
その銀時の呼びかけに万事屋一同が集まる。

「銀ちゃん何アルか〜?」

「銀さん何気に僕のこと忘れてましたよね!?ねェ!」

「銀にぃ、私キャラ変えるべきかな?…つかテメー!白百合とか言うなやァ!」
最後にキレ気味の一言。
それに沖田はやっと、本当にやっと思い出したように白刻を指さす。

「あー!白百合ィ!!ちょっ土方さーん」
それにあわてたように白刻は沖田をぐいぐいとひぱっていった。

「?」
銀時は頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいる。
後ろでは新八が訴えている…が聞こえないふり。
神楽はなんでか土方にタメをはっていたり…

「ちょっとまてーい!私全然何もしてないじゃん!これには理由があっ…いやあるんだってば!!」
白百合となぜあの時いってしまったんだろうか?それはしられていないとおもったから…だった。
それと気にいってたから…

「ダメでさァ、攘夷志士には違ェありませんぜィ」
そう言って捕まえようとするが白刻は一歩下がって

「待ってっていってんだろォが!いい、私はヅラにぃや晋にぃ…銀にぃに会うために…あ」
言っちゃやばかったかな?なんて言い終わった後に気付いたらもう遅い、尋常じゃない汗が流れる。

「ヅラにぃ?晋にぃ?…そういやァ白百合は旦那とはなんのつながりが?」
それに何も答えずSOSを出す。
「(銀にぃ!!ヘルプ!ヘルプミー…って銀にぃにこのこと言ってなくね!?)」

すると
「おいおい、呼び出しといて無視ですかァ?何の話だよ、大切な話じゃねェのか?あ、それと神楽が煩いんだけどさァ…そちらの副長さんの責任でしょ?どうにか…」
すると沖田は
「そうでしたねィ、白百合話は後でさァ」

「もう話すことはないわ!後白百合って呼ぶなっつってんだろ!白刻って呼べやー」
そんな訴えも虚しく沖田はやっと本題に入る。
「土方さんもきてくだせェ、チャイナ娘もな」

「…で、話ってのは?」

「それが…今真選組でしらべてるんだが、この病院で怪しい動きがあってな…医者を装っていやがる攘夷志士がいるらしい。そいつらがこの病院で人体実験をしてるらしいーんだ、薬を改良してそれを病人に使うらしい…悪徳なやり方だ…んで今調べてるんだが…」
それは驚きの方法だった…そして次の一言で

「ターゲットにさせられたら手足を頑丈に固定させて動けねーようにするらしいんでィ」

「「「「!?」」」」
その言葉は日向がターゲットになっている。という証拠だった。