二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂-白百合の旋律- 〔閑話篇〕 ( No.215 )
- 日時: 2010/04/11 11:13
- 名前: 椿薔薇 (ID: zc76bp3U)
閑話篇【参】「えいぷりるふーるってなんで嘘ついていいの?《後編〈弐》》
「かかったけども!なんで20件も連続メールしてんの!?」
次々にメールを開けていくが、ほんとんど同じ内容のものだった。
「アイツ何やってんだよ!仕事しろよ!どいつもコイツも何やってんのォ!?」
お前らがな。
なんていうツッコミは入れないでおく。
そうしたら、話が進まないからきっと新八もそう思ったのか言葉を発しなかった。
「銀ちゃん、白刻ぅ!この際そんなことはどうでもいいアル!さっさと返信するネ!」
せかされて、白刻は新規メールを押して返信の準備をする。
皆がみんな、返信内容を考え…最終的には至って普通のものになった。
なんで省いているか…って?そりゃあ無駄に長いからだよ。
ボケパレードでカット。
このまま行くと後編すげー長くなるし…日向篇終わらす気ねぇのか!?…ということを恐れてだ。
『あ…あの、近藤さん…』
というところまで書くと白刻が言う。
「どうする!?ここで一回ためて送るか、…で続けるかそれとも超間開けて書くか…」
それには新八が答えた。
「姉上はそんな凝ったことしませんよ、一回ためて送ればいいんじゃないですか?」
その普通すぎる弟としての案に銀時は人差し指を出してちっち、とやる。
いや、のんのん…とまぁどっちでもいい。
「ぱっつぁん、違ェよ。いつもと違う一面を見せることで発揮されるもんなんだよ〜だぁかぁらぁ〜」
白刻は察したのかなんなのか凄い速さでメールを打つ。
その姿は真剣そのものだった。
「うおぉぉぉぉ!!白刻スゲー!ギャルみたいアル!」
神楽が関心したように声をあげる。
「いや、ギャル打つの早いけどこんな真顔で苦しみあがら打たないよ!?おかしいでしょ、何この尋常じゃない汗!」
白刻はその新八のツッコミが終わると同時に何の確認も取らずに送信ボタンを押した。
ポチっ
「なんてかいたんだよォ〜銀さんのナイスあいでぃーあのおかげでしょ?きっと最高の文ができてる筈だよねェ…やればできる子だから、白刻は」
言って、手を差し伸べようとするが白刻は
「…」
燃え尽きていた。カラー消えてて、あの明日のジ○ーてきな…
それを見て今にもこぼれおちそうなケータイを白刻から奪い取り銀時は画面にだされている文を読む。
『あ…あの、近藤さん…実は…実は実は実は実は〜…いやそういえば…違う…その〜いつもいつもいつも〜』
「なんじゃこりゃァァァァ!ためてるけど、怖すぎるぅ!4行全部(実は)でうまってんじゃねェか!てか間違えたなら消せよ!(違う)とか書いちゃダメ!(いつも)も5行ぐらい続いて結局かかねェのかいィ!」
呪いのメールアル!とかこれじゃダメですよ!なんでこれで燃え尽きてるんですかァ!?
なんていう言葉も聞こえ、銀時は
「なし、なし。ボツだよ白刻ぅ〜俺が書きなおす。」
…と言った瞬間ぽつっと小さな声が聞こえた。
それに聞き返す。
「え?」
「…もう送信した」
その言葉にあたりは静まり返り顔を見合わせてから、お決まりの…
「「「勝手に送んじゃねェェェェェ!」」」
「いやぁ、ほら。見せたら絶対ボツでしょ?私の力作をそんな簡単に消去されたんじゃ、たまったもんじゃない。うん」
一人勝手に頷く白刻に皆は失敗するかもしれない!というものと一緒にコイツ馬鹿だろ!なんだよお前!という白刻への軽蔑の思いも込められている。
「あっはっはー!大丈夫、大丈夫気にすんなー、大丈夫だよー!」
なんて愉快に笑って、白刻はまた銀時からケータイを取り上げる。
そこには受信1件の文字。
「白刻ーお前そんな感じだったアルか?まだ本編ではそんなとこ全然でてないヨ、これも一種のネタバレアル。」
小説としてあるまじき、銀魂として当たり前のセリフを言ってから白刻の持つケータイをのぞきこむ。
「神楽ねぇ、いい?そんなことよりもねぇ、私の歳考えよう。おかしくない!?ちょっと設定やばいからね、そしたら絶対神楽ねぇより上の筈だからね。なのになんで(ねぇ)とかおかしいだろ!」
いや、そんなこと言うなよ。
作者のツッコミなんぞ届くはずもなく、白刻はそんなことを言いながらメールを開く。
『な、なんですか?!いや、お妙さんがこの近藤 勲に話…もしかして、もしかしますか!?焦らして…お妙さんはSだったんですね!!じゃあ俺はMになります!!』
「なんか、心の気持ちまでもがメールに書かれているんですけど…なんか最後関係ないでしょう!」
新八の久しぶりのツッコミで周りに元の空気が戻る。
「まぁ、白刻気にするなヨ〜精神的に姉ってことでいいアル!悪い気は全くしないネ!
…以外に順調アル!早くメール返すヨ、もうエイプリルフールから何日たってるアルか!それよりどんだけ引っ張るつもりネ!」
神楽は白刻へ返答してからメールについて話だす。
本当に小説自体なことばっかりである、あるまじき言動はお話さえも狂わせてしまうのだ。
こんなグダグダじゃ、無理やり終わらすしかないじゃん。作者の気持ち考えようぜーなんて書き終わった後から思いながらもがんばることにした。
…なんて長い愚痴はさておき…
え?今まで説明やナレーターなかったからここに無理やりつめこんだろ?って…
んなわけねェだろォ!!
頑張ってんだよ、もう早く終わらせてェんだよ!読者の皆さまも飽きてんだよ!
「そうだなァ…次で終わらそうぜ、そのためには返信のスピ—ドとどうやってすぐ話に持ち込ませるかが重要だ!もうこの際焦らすも溜めるもナシ、ナシ!」
もう小説のために進んじゃったよ。
「よし、そうときまればすぐに話にいこうじゃないかー」
白刻は返信をする。
さっきよりかは遅いがかなりのスピードでうつ。
『そのもしか…なんだけれど、その前に謝らせてちょうだい。今まで酷いこと言ってごめんなさい、私恋愛とか苦手だから…どうしたらいいのかわからなくって…もしか、なんです!』
今度はちゃんとした文を書き、皆に確認してから送る。
嘘告白、は大変なことになる筈なのだがもうめんどくさい。
もうてきとーでいいかな?なんて思っちゃったりもしますが最後はちゃんとしめます。
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「次回閑話篇「エイプリルフールの章」終了アル」
「長かったなァ、無駄すぎるよー本当」
「作者ァァ!愚痴は違うところでこぼせ!小説本編でもこぼすなよ!」
「あ、本編話にもあったけど白刻の年齢の話。これもまた今度閑話篇であきらかにしちゃいます!」
「すんません、攘夷戦争終わってから万事屋で白刻と再会するまで何年たってんだろ。もう分かんない」
「4〜5年くらいかな?2〜3年?」
「だれか教えてください!!」
「しらねェだろ!」