二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 -白百合の旋律-『白銀想篇』 ( No.36 )
日時: 2010/01/18 18:54
名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14942

第八訓 「姉妹、愛」

「痛っ…」
私はまた瞳に涙をうかべた

「なんでここにいるんだよ!!」
黒蒔は叫んだ、目を真っ赤にそめて…

「お前ら…知り合いか?」
攘夷志士はみんな二人を見ている。そんなときに白夜叉は口を開いた

「おねぇ…」
それしか言えなかった。
目の前がかすんで見える…私にとってもう何もなかった…哀しみしか、泣くことしか…

「うるせェェ!黙れ黙れ!なんなんだよお前はいつもいつも!そうやって…そうやって俺を見下しやがって!」
叫んだ、黒蒔は私が泣くたびに。
雫を落とすたびに動向を開いてさけんだ…

「ちが…ちがう!私は…」
言い終わらないうちに

「違わない!泣いてすむと思って…お前だけだった…いつもいつも二言目には「白刻」って…母さんも父さんも!」

「それは違うっ!聞いて!母さんも…父さんも、全ては…全ては!」
白刻が声を張り上げると刀が飛んでくる…

「っ」
目を閉じて死を覚悟した…そのときだった。
目の前で刀は弾かれた

「黒!てめーっ!」
白夜叉は守ってくれた…

黒蒔もまた押さえつけられていた
「黒蒔!何をやっておる!」

「父さんは。。。父さんは、一人の操り人形によって殺されたらしい…白髪の女になっ!」
黒蒔は分かったようにいうと怒りを込めた目で見た

「っ!?…な、」
その私の反応に黒蒔は

「なんで!なんで!親に愛されていたお前がっ!なんで!俺は…俺は一回も父さんからの愛なんて感じたことはなかった!最後に、これから…愛を受けたかった…それだけだったのに!なんでっっ!!」