二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 -白百合の旋律-『立て直し篇』 ( No.4 )
日時: 2010/01/17 10:25
名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14942

第壱訓「白百合と約束」

長い白髪をはらい、右目に巻かれた包帯なびき彼女はかぶき町に咲く…

「ふぁーぁ…ここにホントに?生きてるのかなァ…白夜叉のにーちゃん。ヅラにぃも」
白百合。と恐れられし白刻はそんな心配をしながらもかぶき町を練り歩く。

「すいません、あの銀髪天パの…えー」
私はそこらでさっきからうろついてる黒い服着たにーさんにあやふやながら話しかける。

「あァ?何ですかィ?」
そのにーさんは振り返ってもう一回聞いてくる

「あ、銀髪天パで…名前よくわかんないですけど、なんか心当たりありませんか?」
聞き途中で思い出した。名前を知らないということに…白夜叉。としか知らなかったのだ

「銀髪天パ?それなら旦那しかおもいあたらないですぜィ?」
にーさんは指をたてて言う。

「だんな?」
道の真ん中で話す。通りの人たちは二人を見ながら避けて通って行く

「坂田 銀時っていうんでィ。万事屋銀ちゃんってとこにいってみな」
にーちゃんは通りの曲がり角を指さして言い、すぐに

「おっと!時間だィ。俺ァいくぜィ…名前は?」
背を向け歩きだしたにーちゃんは最後に名前を聞く。ボソッとなんか言ったようだが聞こえはしなかった…

「ありがとう!私は…白百合!」
私もまた背を向け走る。

すぐに見えなくなり一人気につぶやいた

「白百合…?」