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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 -白百合の旋律-『立て直し篇』 ( No.8 )
- 日時: 2010/01/17 11:40
- 名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14942
第五訓 「操り人形哀情」
そして私は。。。ある攘夷志士と出会った…
「いやだ…いや…もういや…怒りも哀しみも…」
白刻は泣きながら、血の海の戦場を見て地に膝をおとす…
その時後ろで悲鳴がした…天人の。。。
「あ…あ…攘夷志士…」
白刻は動けず、怯えながらも安心をしていた。
天人の悲鳴がしたとき少し…
攘夷志士が近付いてきたとき少し…
動けないことに少し…
そして。。。
それが白夜叉と呼ばれ恐れられている攘夷志士だったことに気付いた時…
白刻はやっと解放されるとおもった。
最初は、殺される。という脅しで操られていた…が、それよりも人を殺し。。。
もう自分は死にたい、と…そうすれば自由に。
殺しをせず泣かずに済むとおもったから…
振り返るとそこには白に赤い血を飛ばした服を身にまとい剣を片手に立っている攘夷志士がいた。
「お前…人間か。。。操り人形…」
白夜叉は呟いた
白刻は頷くと赤い眼で赤い手で白を染めるように…
「そ…う。もう嫌…殺しも操られるのも哀しみも全て…生も死も…だからもう殺して…殺して…」
言うのだった。。。
「っ人間を…」
白夜叉は剣をしまうと
「人間は…」
言おうとした、がそこに白刻は
「もう…私は人間なんかじゃ…殺しをした、親も貴方の仲間も、自分の感情も心も体もすべて殺した。
操られていただけなのだから…そんなので殺せないなんてそんなことはいわない、よね?
哀しみを怒りを憎しみを込めて…私を殺して…」
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