二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂-白百合の旋律- 『日向篇』 ( No.82 )
日時: 2010/01/24 10:29
名前: 椿薔薇 (ID: p4jphIw6)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15421

第弐訓「おつかい、騒動」

「銀にィー!神楽ねェー!新八ィィィ!!」
勢いよくドアを開けると自然に衝動で閉まっていく…

「あァ?なんだなんだ、おつかいはどうしたよ?」

「私の酢昆布はどこアル!?」

「なんで僕だけ呼び捨てなんですか!」
…と万事屋。

「酢昆布はあるんだけど…なァ〜、えェーと、あれ?ここにいれた筈なんだけどなぁ…どこいったんだろう?店のおばさんが…いれわすれたのか・・・」
そんな言い訳をかたくなに話していると外から…

『あんた!お金!足りないって聞こえなかったのかい!?』
…汗がダラダラ流れる、尋常じゃないくらいに

「え、なに?なんのこと…ですか?てか、いやなんでここに?はい?」
なんていいながら私はドアに向かってソーっと開ける

『お金!300円も足りないよ、これは見逃せないよ』
…後ろを見ると

「白刻?なに、これ?酢昆布だけでお金払わなかったの?」

「いや、違うよ。あるって…急いでたの。うん、だから…はい、すいません、いや…」
早口でいいながら金を渡すと勢いよくドアを閉める

「…で?チョコは?綿菓子は?飴は?」
そんな声に私は振り返ると

「テヘっ☆」

「テヘ☆じゃねェから!」
すると…
「まぁまぁ」
クチャクチャと酢昆布を食べながら言う

「それよりどうしたんですか?急いでたみたいですけど…あれ?そういえばさっき無視された?」
そこで仕切り直し、と新八が聞く

「おいおいおい!これより大事なそれより無ェんだよ!」
…となんだかゴチャゴチャ言ってたけど話を白刻は進めて

「あぁ、そう!町でね、日向っていう人の…」
話し出した直後またドアが開く。

「なんでも屋さん!」
幼い子供の声が聞こえてきた…

それよりもなんでチャイムを鳴らすとかノックするとかを知らないんだろう?と考えるなんでも屋…万事屋だった。