二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケスペ】 足跡 【第1話UP】 ( No.7 )
日時: 2010/01/25 18:32
名前: くぅ ◆dBAZGpCePM (ID: eCrj8qey)

第2話[幻のポケモン?]

 「じゃあまた明日」
 「おう!!」
 「バイバーイ!」


レッドとホワイトは子供たちと別れ、家に帰る途中だった。

 「オーキド博士、かぁ……」
 「…………」

レッドは〝オーキド博士〟の事を頭の中で考えていた。
隣で一緒に歩いているホワイトも同じことを。

歩きながらそんな事を考えていると、レッドが誰かにぶつかった。

 「気をつけろ小僧!!」
 「わっ!!」

レッドぶつかった人がレッドを睨みながらそう言う。
……でも、ホワイトは少し「ん?」となった。

見たことのない黒ずくめ姿。
怪しい大人。
この町では見たことがなかった。

 「あっ!」
 「レッド?」

レッドはその怪しい大人の腰を見て言う。
その腰にはモンスターボールがあった。

 「こいつら、ポケモントレーナーだな!」

好奇心を持って、レッドは草むらを歩いて行く。
ホワイトは止めようとしたが、レッドの好奇心はもう止められなかった。

 「とにかくこの辺りに逃げ込んだことは間違いない!! なんとしても探し出すのだ! 幻のポケモンを!!」
 (……幻のポケモン? なんだそりゃ?)

レッドとホワイトは草むらに隠れて黒ずくめの集団の会話を聞いていた。
もちろん、〝幻のポケモン〟に二人とも反応する。

黒ずくめの集団は西の森へ向かい、夜に調査をする。

 「いーいこと聞いちゃった!」
 「れ、レッドまさか……」
 「そう! その幻のポケモンとやらは、このレッド様たちが先に頂いちゃうもんね♪」

レッドはわくわくした顔で黒ずくめの集団がいなくなったのを確認し、草むらから出る。
ホワイトは「え? え?」とわけがわからなくなる。

 「だから! 俺とホワイトで! 幻のポケモンを探してゲットするんだよ!」
 「え……ええええええええええええええええええええ!?」

ホワイトは驚く。
自分はポケモンを持ってない。
その上、レッドも1匹しかポケモンを持ってないのに、どうやって捕まえるのか、と。
きっと幻のポケモンだから、実力は相当だと思う。

が、レッドは。

 「心配すんな! 絶対に捕まえられっからよ!」
 「う、うん……」

不安な顔で、ホワイトは苦笑いを見せた。