二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】 大空の覚悟 ( No.11 )
日時: 2010/02/05 06:13
名前: 銀翼 (ID: lwFCsR23)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15493

   標的13

「ふわ〜、疲れたぁぁぁ。」

一段落修業が終わり、綱吉たちは各自の家へ帰った。

「だっせーな、ダメツナ。お前は何もしてないだろ。」

リボーンは綱吉の背中を蹴った。それを見ていた恭平はどこか懐かしそうに笑っていた。

「恭平さん、そっちの雷と雲の守護者って・・・。」

「雷はもうすぐ来ますよ。」

恭平が笑顔でいうと、綱吉の部屋の窓は突如、割れた。

リボーンは銃を構え、綱吉は驚いてベッドの裏に隠れた。

「あれ?ここは玄関から入った方が礼儀だったかい?」

凛とした男性の声が部屋に響いた。

青年は黄色のニット帽をかぶっていた。

「久臣、とりあえず謝れよ。」

最初の口を開いたのは呆れ顔の恭平だった。

「え・・・まさか・・・・」

「Comincialo; e vongola decimo generazione. Io ti permisi di riparare la finestra nel Sora.(はじめまして、ボンゴレ10代目。窓は蒼羅に直させておくよ。)」

「は・・・?」

「久臣、日本語使えって。つか、お前が直せよ。」

恭平はため息をついた。

「そっか。じゃ、改めて。僕はシエロファミリー6代目雷の守護者、近江久臣。」

久臣は微笑んだ。

「あ、じゃあ後は雲の人だけですか?」

「そうですよ、ボンゴレ。明日にでも呼んでおきますから。」

恭平は笑顔で行った。

雲の守護者と言ったら孤立した人だ。雲雀のように大勢がいるところに来てくれるのだろうか?

綱吉はそう思った。

「ですが、ボンゴレ————」

「な、何ですか?」

「ウチの雲の守護者は色々あってあまり長い時間、同行できないんですよ。」

恭平が言った途端、久臣はピクッと反応した。

そして、少し重い空気が流れ始めた。

一体、シエロの雲の守護者とは誰なのだろうか———。