二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【REBORN】 大空の覚悟 オリキャラ募集中! ( No.15 )
- 日時: 2010/02/06 10:53
- 名前: 銀翼 (ID: lwFCsR23)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
標的14
「禁術・・・?」
「おっとそこまでだ。これ以上はボスさんも危うい立場になるぜ?」
行正は綱吉の方へ人差し指を突き出した。
綱吉はもっと聞きだしたかったが、行正の忠告を守ることにした。
「じゃあもう一つだけいいですか?」
「話によるな。」
「恭平さんは何者なんですか?」
その時、綱吉のボンゴレリングは純粋な炎を燈した。
どんな答えでもいい。
俺は覚悟できている。
「本人に聞けばいいんじゃねぇのか?」
「俺は今知りたいんです!それに本人が教えてくれるかどうか・・・。」
綱吉は悲しげな眼で行正を見つめた。
「そうだなぁ。あいつは———」
行正は話し始めた。
綱吉は恭平の不可解なキーワードを頭の中で並べ始めた。
“初代の生まれ変わり”
“神の子”
『ジョットにそっくりだ。』
『懐かしいですね、並盛は。』
さぁ。覚悟はできた。
真実を俺に————。
その時だった。
行正は突然、苦しそうに胸を押さえた。
「ユキ!?」
「逢賀さんっ!?」
蒼羅は行正の肩を掴み、支えた。
「悪い。ちょっと限界だ・・・。」
行正は汗を流し、息を荒くしながら言った。
「ボスさん、話は体が調子いい時でいいか?もうすぐ、奴らが見回りに来るんでね。」
汗だくになりながらも、行正は言った。
「わ、分かりました・・・。早く戻ってくださいっ・・・!」
綱吉は動揺しながら答えた。
行正は悪いな、と微笑んで、姿を消した。
そのあと、クロームも山本も何も言えなかった。
骸とは大違いだからだ。
霧戦で骸は疲れた、と言い倒れただけだった。
でも今の行正は本当に苦しそうに倒れて消えた。
「すみません、沢田さん・・・。ユキ、あれでも長くこっちにいた方なんですよ。調子の悪い時なんて1分ももたないんです。」
「お、俺、何か悪い事しましたかね・・・。」
「いえ、沢田さんは何も悪くありません。本当はこれから私がボスについて話そうかと思いましたが・・・。ユキに話させて頂けないでしょうか?」
「俺は別にいいですよ。」
綱吉は笑顔で蒼羅に言った。
「ありがとうございます。」
蒼羅も笑顔で答えた。
復讐者。
一体、どれほど恐ろしいものなのだろう。
続く