二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】 大空の覚悟 オリキャラ募集中! ( No.32 )
日時: 2010/02/08 02:37
名前: 銀翼 (ID: lwFCsR23)

   標的19

「おい、シエロ。どーゆーことだよ、説明しろ。」

凛が去った後、獄寺が恭平に啖呵をきった。

「あの無礼な女とさっきの話だ。お前、復讐者の牢獄に行くつもりか?」

獄寺がそう聞くと、クロームはビクッとした。

「骸・・・様を助けるの・・・?」

「まさか。さっき凛にも言ったとおり、六道骸は対象に入ってない。」

「そんなっ・・・!」

クロームはうつむいた。

「さっきの人・・・骸様を骸にぃって呼んでた・・・。」

「あぁ。まぁ六道骸はあいつで何とかするでしょう。でもユキは本当にひどい状態なんです。」

「どういうことですか、恭平さん。」

「あいつはクローム髑髏や凛のような、つなぎ役がいないんです。骸はクロームがいてこそ存在する。だから今を保っていられる。ですが、ユキの状態がかなり危険になってきました。アイツはどう償っても牢獄から出れない罪を犯しました。死刑になるのもそう遠くはない。だから一刻も早く何とかしてやらないとダメなんです。」

恭平は淡々と説明した。

綱吉は一昨日の出来事を思い出した。確かに行正の苦しみは異常だった。

やっぱり禁術が気になる。

いったいどんな術なんだ・・・?

「恭平さん、さっき、あの凛って子も骸のつなぎ役だって・・・。」

山本が聞いた。

それに恭平は小さくうなずいた。

すると、クロームはおびえた声で言った。

「うそ・・・。」

「でも気にする事はありませんよ、クローム髑髏。確かに術も骸とのコミュニケイトもあいつの方が上です。でもあなたにはあなたにしかない骸とのつなぎ方がある。」

「・・・骸様・・・・。」

クロームはまたうつむいた。

すると、獄寺が、

「つか雪の守護者ってなんだよ。初耳だぞ。」

「えぇ。1000人に1人の割合ですからね。知らないのも当然です。」

「でもいるならいるで、ヴァリアー戦の時に来てたんじゃ・・・。」

「あいつは別の場所でリングを完成させてましたよ。まぁ、うるさい奴ですけど実力は確かです。きっとボンゴレ、あなたを守護するのにふさわしい人間ですよ。」

恭平は微笑んだ。

「まぁ、まだボンゴレの構成の中にも雪属性の人間はいますけどね。」

すると、恭平は雲雀の方をチラッとみた。

「じゃ、行きましょうか。」


      続く