二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】新たな大空 ( No.4 )
日時: 2010/01/19 01:03
名前: 銀翼 (ID: lwFCsR23)

  標的6

「シエロの嵐の守護者・・・?」

最初に口を開いたのは綱吉だった。

「驚かせてさーせんね。みなさんこちらにおいでになってるって聞いて来てみたんスよ。」

里純は言った。

「君が誰だか知らないけど、ココは僕の領域だ。風紀を乱すものは何人たりとも、咬み殺す。」

雲雀は落ち着いた口調で言った。そして、トンファーを構えた。

「はい、タンマ。俺は学校にはまだ入ってないからセーフで。じゃ、ボンゴレ十代目、放課後迎えに来ますんで。」

里純は校門の奥の校庭を指さして、雲雀に言い、手を振って、どこかへ行ってしまった。

「ははは!!おもしれぇ人だったな!!」

山本はいつものように笑い始めた。

「どうでもいいけど君たち、遅刻する気なら咬み殺すよ?」

雲雀が言うと、三人はダッシュで校舎へ向かった。



「まったく・・・。学校まで来るって結構迷惑だよ。」

綱吉は廊下を歩いているときに言った。

「ホントですよね。非常識にもほどがあるっつーの。」

ダイナマイトを常に持ち歩いてる自分はどうなんだ、と綱吉は心の底で思った。

「まー、あの人たち味方なんだろ?なぁツナ、俺も修業に加わっていいかな?」

「あ、抜けがけはずりーぞ、野球バカ!!十代目、俺もお供します!!」

「あ、恭平さんがイイっていうなら俺は嬉しいよっ。」

綱吉は答えた。正直、一人だけの修業は心細かったのだ。

「なんだ、お前ら!!何の話をしているのだ!?」

後ろから大声で聞いたのは、了平だった。

「お兄さん!どうして2年生の廊下に?」

「うむ。京子にずっと借りていたシャーペンを返そうと思ってな!で、何の話をしていたのだ!?」

了平は京子らしいピンクのかわいらしいシャーペンを綱吉達に見せた。

獄寺はだっせー、にあわねぇー、と心底思った。

「修業の話っスよ、先輩。」

山本がニカッと笑って言った。

「修業!?それは燃えるな!!俺も参加するぞ!!いいな、沢田!!」

「は、はい・・・。」

勢いで断れなかった綱吉であった。

「このままの流れだと牛の小僧も呼んだ方がいいんじゃねーの?」

山本が言った。

「ランボ!?冗談じゃないよ、あいつがまともに修業受けるわけないじゃんか!!」

「沢田!ランボを特別扱いしてちゃならんぞ!!俺は山本の意見に賛成だ!!」

「てんめぇ、芝生頭!!ボスの意見が優先に決まっているだろーが!!」

そして、獄寺と了平の口喧嘩が始まってしまった。

「まー、ランボはともかく、あのクロームって子も誘ったらどうだ、ツナ?」

二人の乱闘の中、山本が言った。

「クローム?一緒に来てくれるかな?」

「大丈夫だって!」

山本は笑って言った。

綱吉は山本の笑顔を見て、少し安心した。


    続く