二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+テニスの王子様+* 貴方は運命を信じますか———?? ( No.20 )
- 日時: 2010/03/05 14:59
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: スキ、ッテコトニ、イミハナイトオモウンダ。ギンカハネ??
*+番外編+*『完成!! 想いを伝え』
次の日の次の日ー(事情によr((
「かんせー!! さっすが、紫音。教えてもらえてよかった!!」
***
うっさーの事情に寄り、此処からは学校ごとに変わりますvv
まずは、青春学園からー
***[青春学園]
「相変わらず、凄いねー。英二達は」
そう言いながら、自分も『義理』と言う形で2人に上げたんだけど。
「本当に貰っていいの??」
去年までは、そんなコト聞かなかったくせに。
周助は遠慮気味に聞く。英二は貰う気満々で。
「良いよ。いつも世話になってるし。本命はちゃんと持ってきたから」
ニコッと私が笑えば、周助も英二もちゃんと受け取ってくれた。
「良いなぁ。桃はー」
英二は頭の後ろで腕を組みながら言う。
「何で??」
そう聞けば、周助は笑顔。
「五十嵐のチョコって美味しいじゃん」
まさかの答えでちょっと驚いたんだけど。
「後で、桃をちゃかしてやろー」
と言う呟きが、私の耳に入る。
「コラコラ。人の彼氏を虐めないでよ」
なんて、冗談を私は言った。
***[放課後]
「桃城くん、結構貰ったねー」
若干。いや、かなり驚いた。
「断ったんすけど。………… 先輩からしか貰わないつもりだったのによ」
ボソッと呟く桃城くんが少し、可愛く見えてしまう。
「良いの。気にしないで。ね??」
ニコッと笑って言えば、相手もつられて笑った。
「はい、チョコ」
鞄から、赤と緑の模様が入ってる包装にリボンがついてるものを取り出す。
これが、私の作って包装を巻いたチョコ。
まぁ、紫音に習いながらだけど。
「凄く嬉しいっす!!」
本当に嬉しそうに笑う桃城くん。
それが嬉しくて。でも、何処か、悲しくて。
「どうしたんすか?? 幻雫先輩」
悲しくなったと思ったら、表情が悲しそうになっていたのか。
桃城くんは心配そうに私を見る。
「何でも無いよ。さ、帰ろっか」
半ば、納得してない感じだっけど、私は気にしない。
気にしちゃダメだから。うん。
「幻雫先輩」
あぁ、是程『先輩』と言う言葉がもどかしいと思ったのは初めて。
「今年、かぁ」
ボソッと呟けば、桃城くんは私の右腕を掴んでいる。
その反動で、歩いていた足は止まって。
「ん?? どうしたの??」
首を少し傾けて聞く。でも、掴んでいる力が緩むことは無い。
「何が、『今年』なんすか」
え?? 言葉に出してた?! ってか、聞いてた??
「んー…?? 秘密、かな」
ニコッと笑ってみせる。ほら、君も笑って??
「……… 幻雫。嘘はいけねェな。いけねェよ」
ごめん。
今、なんて言った??
かん、なって言ったよーな。
「あ。名前、呼んでくれた。呼び捨てで」
驚いたけど、比較的には嬉しい方が高い。
「先輩が、今年で中学卒業だーみたいな顔してたからっすよ」
見事に頬が赤いよ?? 桃城くん。
それよりさ。
「あー… 完敗だなぁ、桃城くんには」
潤んでる目を悟られないように、空を見上げる。
「的確なコト言ってくれて、私の不安を取り除いてくれるんだもん」
ニコッと笑って相手を見れば、桃城くんも笑顔で。
君は私の太陽。
そんでもってね?? 心に雲がかかると、必ず取り除いてくれるんだ。
これからも、ずっと。一緒だよ。
『桃城くんには、何でもお見通しなんだね。……… ありがと。大好きだよ』