二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君と一緒に† 絵うp ( No.101 )
日時: 2010/01/28 22:08
名前: 美羽 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)

#04 感情の神サマ

「………終わったぁ〜!!!」
「ったく、一回蹴られただけで悶えるだもん。情けない」

えー………アバラですよ、アバラ。痛いに決まってるじゃん

「まぁ、さっさと力量あげて、シンジ湖に行くよ」
「へいへい」

俺は、まだ痛いアバラを抑えながらユウナについていった


———シンジ湖の畔<ほとり>

「えーっと、今フィアはLv15で技は電光石火、目覚めるパワー(氷)で、砂かけ、シャドーボールってトコか」

シャドボとめざパは卵技。さっき聞いたけどこいつ等サンとルナの子らしい。かなり驚いた
ユウナは図鑑を駆使してフィアの容態を見ていた。挙句の果てには毛並みも。

「グレイは、Lv16で、電光石火、目覚めるパワー(火)、シャドーボール、睨みつけるだな
で、経験値は…………」

俺は屈んで図鑑を見てるユウナの横で図鑑を見てた

その時、優しい風が吹いた気がした

《………ユウト様………》

————え?
クウト、何か言ったか?

《いや? お前こそ何か言ったのか?》

いや、俺は………。空耳かなぁ……?
《………空耳じゃないかもな》

ん? 何かクウトが言ったような……


「っああああああ!!!!!」
「!? どーしたんだよ、ユウナ!!!!」

ユウナは何時になく大きく口を開けて、湖を指差していた
その向こうには………


ピンクの耳のようなもの、白い身体
全ての者を惹くような金色の瞳

あれは………

「「エムリット………」」

そう、シンジ湖に眠る神、“感情ポケモン”、エムリットが湖水に浮いていた

《貴方は………、神崎の方ですね?》

俺にも聞こえた、エムリットの声。つまりテレパシーだろう
それに、神崎って………

「そ、そうだけど……?」
《やはりそうですか………。そして、宝来の方ですね?》

エムリットは、ユウナにも聞いた
ユウナは、訝しそうに<いぶかしそうに>頷いた

「………如何してそんな事、聞くの? 感情の神サマ」
《………我等の主が、貴方方の………》

フッ————————

肝心なところでエムリットは消えてしまった
俺達の………何なんだよ………一体



でも、まさか、俺達が


神の力を持っているなんて思いもよらなかった。今の時点では。

一章、完。
二章へ続く