二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン†君と一緒に†キャラソンUP ( No.340 )
日時: 2010/02/19 23:35
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: ただ、ただ…ま も り た か ッた———。

#21 独ノ唄

「で、イキナリだけど、何故———死んだの?」

ブルーさんは、本ッ当にイキナリ聞いてきた。

「それは………、俺は、護りたかった。それだけだ」
「護り……たかった?」

再び聞き返してくるレッドの言葉に俺は頷く

そう、俺は……ただ単純に、「誰も死なせたくなかった」それだけの理由だったんだ


「…本来ならば、ユウトは、もうこの世には存在していなく、その代わり、俺が、存在していた…」

「それ……如何いう事だ? ユウトが存在していないって……」

ゴールドは、金色の瞳を見開いて、聞いてきた
俺は、ポツリ、と話す

「ユウトは、俺の父さんの祖父にとっては、ただの…邪魔者だったんだ。奴の脳内では、“邪魔者は直ぐに殺す”らしく、ユウトを……。
でも、俺は、その本当の直前で……」
「ユウトを……助けて……クウト、貴方が…」
「あぁ……。でも、俺の魂はユウトの心に宿った…
初めの内は眠っていたけど…いつしか、目が覚めていたんだ……そう、何時しか…な」
「そう……。不思議な兄弟ねー。双子だけど…
誕生日も“双子”(ぞろ目)で、星座も“双子”……だからかしらね」

ブルーさんは、髪をかきあげて言った。
確かに…な、全てが俺たちは双子…だな

「これが、今の俺が話せる精一杯。他にもあるけど……それは、ユウトが何時か話してくれる…から」

そう言い残し、俺は現時点での役目を終えた



「—————らしいです。アイツは殆ど判ってる。でも俺はまだまだよく判ってない。今判ってる時点で…3分の1程度でしょうね、…ありがとう、皆」



———生まれて15年目、俺は……生き延びてきた。


続く