二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン†君と一緒に†タイトルロゴUP ( No.353 )
日時: 2010/02/22 20:12
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: シアン視点 *カムイはアイヌ語で「神」という意味です*

「さて…“反転世界の主”が僕に何の用かな?」

その人は、“犯罪者”とは思えないほど優しい笑みで私を見つめてきた

「……。教えてください、あの3人の事を。
“チャンピオン”…」

「……いいよ。でも、このことは、君達が選んだ者しか、伝えてはならない。………いいね?」
「—————————————はい」


#23 真実知る刻<トキ>

『マスター、着きましたよ。レイシン地方…カムイシティに』
「そう、じゃぁ降りてくれる?」

ボーマはコクリと頷き、その辺の草原に降り立った

レイシン地方……シンオウ地方と交流が深い地方で、神々が良く崇められている地方で有名
そして、このカムイシティは…世界を創り出した神が住まうと云われる街。別名、“神の街”と呼ばれてい



「さて、行きましょう…宝来屋敷に…!!」
『うん。判った』

私とアクアは、そのお屋敷に向かった


—カムイシティの外れに、そのお屋敷はあった
アンティークのレンガ造りの家で、メチャ広い家

そのデカイ扉の横についてるインターフォン(流石時代よね)を押す

『…はい?』
「え、あ、えっと…ココの家主様に逢わせて下さい!」
『……どうします、ボス』
『うーん…入れても良いよ。だって女の子だし♪』
『…そっすか』

呆れたような男の人の声で、ギギギ…と扉が開いた

中は暗いような明るいような感じ、んで、ちらほら黒尽くめの男の人が数人居た

「うー……。どうしよ…キャッ!?」

急に肩を叩かれたら、びっくりした…
後ろを振り向くと、明るい茶色の髪の男の人が微笑んでいた。…裏表の無い笑顔

「貴方は……」
「僕がボスだよ♪名前は禁則事項だけどね」
「は、はぁ…」

ボスに見えない…

『流石彼女のお父様だねー』
「…娘…? 僕には、娘なんて…」
『居たよ。証拠に、さっきのシアンを入れる前“女の子だから入れた”。つまり娘さんが帰ってきた…と淡い希望を抱いた。…でしょ?』
「ちょ、ちょっとアクア……」

その人は、乾いた笑いをして

「君のシャワーズは、ずいぶんと勘が鋭いね…
月と太陽のように…」
「……すいません」
「いや、いいよ。いずれ判ってしまうことだ」
「でも…」
「いいんだよ。さて…部屋で聞くよ。君の用
その前に…君の名前、教えてくれるかな」

「…海魅、詩亜…です」
「シアンちゃんか。可愛い名前だね
海魅…君、“反転の主”の子だね」

反転の主…私のお父様、お爺様、曾爺様の事…

「はい。…宝来様。貴方が司る神が生み出した…者の一族です」
「あぁ、判った。…部屋で、全て話すよ…」

「…はい」


この後、私は、
“ユウナ、ユウト、クウト”の全てを知る…


続く

シアンのプロフうpします