二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン†君と一緒に†キャラソン/ロゴUP ( No.376 )
- 日時: 2010/03/03 16:43
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
- 参照: うちの子の瞳の色は殆ど蒼系です
『…じゃぁ、早く、いこっか。…シアン?』
「あ、ううん。大丈夫…」
『…可哀想な話、だったね』
「えぇ…。でも、そこから立ち上がれたんだもの、やっぱり、強いね…」
『……2人は、お互いを、支えあい、立ち上がったんだと…思うよ』
「そっか……。“仲間”の居る、2人が羨ましい…」
『……いるよ、シアンには、ボクたちが…』
#24 過去。
——再び、ハクタイシティ
レッドはピカと、ゴールドはエーたろうと、シルバーはニューラと一緒に3人と3匹でハクタイを周っていた
その時。3匹は何かに反応した
「ピ?(ん?)」
「エイパッ?(何?)」
「ニュラ…?(何…?)」
「どうした? ピカ」
「どーした? エーたろう」
「…どうした? ニューラ…っておい! 待て!!」
3匹は3匹とも、主人を無視して、一斉に走り出した
「どうしたってんだよ、たっく……」
「とりあえず、追いかけるぞ」
「そうだな、行くぞ2人とも」
「「はい」」
そして、3人は3匹の向かうほうへ走り出した
その先に居たのは……
白のような灰色のような少々クセのある髪が首くらいの長さの少し小柄な少女だった
もちろん、この3人は少女と何も面識は無い。が、3匹は妙に懐いていた
ニューラなんて、頭を撫でてもらって喜んで、エーたろうもピカも膝に乗ったり、肩に乗ったりしている
「……お前、何者だ」
シルバーがちょっと怒った様な声を出し、少女に聞いた。少女は、3人の方を向き、その空色の瞳を輝かせた
もちろん、3人は別にときめいたりもしなかった
少女は、エーたろうとピカを地面に降ろし、立ち上がり、3人の方へ駆け寄る
「初めまして。レッドさん、ゴールドさん、シルバーさん」
ニコッ、と微笑む少女。だがレッドは冷静に少女に聞いた
「何で、俺たちの名前、知ってるの?」
「ん〜……あなたたちを、知ってるからです」
「何処で?」
「ホウエン地方の、バトルフロンティアで」
きっぱりと言い切る少女、そしてゴールドは「つか…」と呟き
「お前、なんつー名前だ?」
「あっ、ごめんなさい。私、シアンと言います
貴方達を呼んだ理由は…貴方達の友達の事について。です」
「呼んだ…? つまり、ニューラ達の手を借りて…か?」
「はい、でも、まさか懐くとは想いませんでしたけど」
口に手をあて、フフッと笑う少女、否シアン
シアンは、さて。と言い
「ここで話すのもなんですし、カフェにでも行きませんか?」
という事で、カフェに行った4人
レッドとゴールドはコーラを頼み、シルバーとシアンはアイスティーを頼んだ
飲み物を全員一口飲み、最初にレッドが質問した
「さて…友達。というのは誰の事だ? シアン」
「3人が一番好意を抱いてる子とその幼馴染ですよ、レッドさん」
「ユウナと、ユウト?」
「はい、まず初めに、2人の『本名』はご存知ですか?」
「……あぁ。ユウトは確か、神崎と言っていた
ユウナは知らない。本人は知っているようだが、教えてくれないからな」
シルバーがそう答えた後、シアンは小さく「そうですか…」と言った
「なら、教えますね。でもこれは絶対にユウナの前、他の人の前では言ってはいけません。良いですか? ゴールドさん」
「お、おう…って、何で俺に聞くんだよ」
「お前が一番口が軽いからだろ、コイツは判っているようだな」
「ま、まぁまぁ2人とも…落ち着けって」
ケンカが始まりそうだと察知したレッドは2人を促す、2人は暫くお互いをにらみ合った後、シアンに視線を向けた
「ユウナの本名…それは、『宝来優奈』です」
「ほー…らい?」
「はい、宝が来る。と書きます
そして、ここからが重要ですが、これは3人にのみ、教えます、……覚悟、していてくださいね」
急に真剣な目つきになったシアンに続くように3人も真剣な表情になった
「ユウナとユウトの過去を……全て、教えます」
続く