二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン†君と一緒に†イメソンUP ( No.388 )
日時: 2010/03/05 16:59
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: 短いよね(

「お、い……何かの冗談…だろ?」
「事実です」
「……、信じ難いが、本当なんだな」
「はい、全て、事実です。………レッドさん?」
「………ユウナ達は、特にユウナはそれを知っていたのか?」
「———いいえ、今は忘れています、彼女は」
「そっか…」

       #25残酷な神サマ


それは、今から10年前の出来事らしい
ユウナは、本当はレイシン地方。という土地で生まれたという
3歳までは、ユウナは平和に暮らしていた
闇に閉ざされたのは、4歳の誕生日の日

「ユウナの祖父は彼女を、『戦闘機械』に育てあげようと言う、残酷なことを、実行してしまったんです」
「つまり…孫を、『道具』にしたってワケか?」

ゴールドは、怒りを露にした声で言い、シアンは頷く
そして、続けた

初めは、ゴース、ゴースト、ゲンガーを使い、精神的に追い詰めた
それが、ユウナがガス状ポケモンを嫌う理由
そんな事が、約一年、続きました

「一年!?」
「はい、シルバーさんは2歳の時に氷仮面に連れ去られました。そして、貴方は4年間、その元に居ました
…貴方には、同じ仲間が居た。でも、ユウナは、拷問…いえ、虐待の時以外は、牢に閉じ込められていました」
「え……、」

そして、それが一応、最後となった日
祖父はユウナに問いかけた

『苦しいか、哀しいか。私が恨めしいか…そんな感情さえも要らない。ユウナ、お前は感情を捨てられるか?』と

ユウナは、こう答えた

『いやだよ……だって、そしたら、笑えなくなっちゃう…それは…できないよ…おじいちゃん』

当たり前の返答。しかし、祖父は

『そうか、なら、二度と笑えなくしてやる…。カイリュー、コイツを、お前の爪で傷つけろ』

と…。

「なっ…………!?」
「爪……!?」
「そっか……それで、ユウナは……」

「えぇ、その日の夜、ユウナは、お父さんに連れられ、シンオウ地方へと。それが、一番最善だと、父親が思ったから…。こんな酷い家族なんて、忘れ、幸せになってほしいと…」


それが、アノ日、ユウリさんから聞いた、ユウナの、過去



続く