二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君と一緒に†27話UP ( No.421 )
日時: 2010/03/09 19:17
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: あ。グリーン兄さん背景になってた(

#28 また、ね

次の日———

「もう行っちゃうの? 2人とも」
「はい、私のフィアは兎も角、ユウトのグレイは早く進化させないと「目標」が果たせないので…」
「フィアとグレイって、あのときのイーブイ?」

レッドの問いに2人は頷く

「そうだよ。昨日進化させたんだ。フィア!」
「フィッ!」

ユウナのボールから出てきたのは、葉っぱのついた緑のポケモンだ

「へぇ……この子がイーブイの新しい進化形?」

進化に知識のあるブルーは、フィアをマジマジと見る

「はい。リーフィアはこのハクタイの森でのみ進化できるんです」
「へぇ〜……すごいわね……」
「で、ユウトはグレイシアっていうキッサキシティに行く道で進化できるんですよ」
「ふ〜ん……特殊な進化。なのね……。交換でも、懐きでも、石の進化でもないなんて……」

ブルーの関心的な態度は、アル意味凄かった

「ブルー、もういいだろ? ユウナユウト……」
「「?」」
「気をつけてな」
「うん。大丈夫だよー」
「でもありがとう、レッド」

昨日の事をまったく知らないユウナはのんびりと言うが、ユウトは何か気付いたのか、というか癖なのか礼を言った

「何かあったら、すぐ連絡しろよ?」
「そうそう、2人だけで片付けんなよ!!」
「……頑張って、こい」
「ありがとう、レッド、ゴールド、シルバー。判った。何か遭ったら連絡するね。繋がらないときもあるけど」

標高高いところ多いからねーと付け加えてユウナは笑う
その笑顔は幸せそうだった

「あっ、じゃぁ……またね!!! 行こう、ユウト」
「うん。じゃぁな、皆」

ユウナはユウトの右手を握り、走り出した
その後姿を、5人は見送る


「……ユウナ、変わったらしいわね。昨日のユウトの話聞いてたら」
「昨日の話……?」
「えぇ、昨日聞いたのよ。ユウトとユウナが出逢った日の事……。きっと、今のユウナがあるのはユウトのお陰なのよ」

ブルーは、きょとんとしている男子4人に言う

「さ、アタシ達もそろそろ行きましょう!!」
「何処に」
「え、グリーン知らなかったの!?」

ブルーは、全員知っていた。という口ぶりで言ったため、知らないグリーンの返事に驚いた

「ミオシティよ、図書館のある!!! そこに……」
「そこに?」
「用があるの!! いいから行くわよ!!!」

論より証拠。と言うのか、早速ミオに行く準備をしているブルー。
蚊帳の外の3人も既に準備していた

赤(きっと……2人の事…)
金(そうッスね。でも何で先輩が…)
銀(姉さんの行動は不可抗力だ)

3人はそう思いながら空へ飛び立った


続く