二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ†君と一緒に†絵/替え歌UP ( No.428 )
- 日時: 2010/03/10 21:15
- 名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
- 参照: スーパー脇役たーいm「ひどっ!」
#29 神々の伝説 +レッドSide+
「着いたわ、ココがミオ図書館ね」
ブルーが腰に手を当てて、目の前の建物を見る
図書館か……。カントーには無いよなぁ……こういうの。
「さ、行くわよ!」
「騒ぐなよ……」
「し、失礼ね、グリーン!!」
「…………。」
「シルバー、落ち着け」
「……落ち着いている」
といいつつも、声に怒りが溢れているシルバー。どんだけシスコンなんだよ……
「まぁ、行くぞ。グリーンたち」
「あぁ……」
「判ったわ」
「はいッス」
「はい……」
俺を先頭に、5人は図書館に入った
まずグリーンがブルーに訊いた
ブルーは考える仕草をしながら言った
「で、どのコーナーなんだ? ブルー」
「んー、確か………3階……だったかしら」
「知るかよ……まぁ、行って見るか」
「そうだな。騒ぐなよ、ゴールド」
「大丈夫ッスよー」
「大丈夫じゃ
「シルバーも余計なこと言うな」
「………はい」
そんな会話をしながら階段を昇っていったら、すぐに3階に着いた
ブルーの言うとおり、3階であっていた
「合ってたな」
「あったりまえでしょ♪」
「…ふん」
「で、どの本なんだ? ブルー」
また口げんかが始まる前に俺はブルーに訊く
ブルーは直ぐに答えた
「世界の神話よ♪」
その時……、アノ子が現れた
「レッ……レッドさん!?」
「シオン………?」
そう、シオンが居た。さすがにシオンがかなり驚いている。当たり前か
「レッド、知り合いか?」
「知り合いって言うか……なぁ?」
「そうッスねぇ……」
シオンには「言うな」と釘を刺されている。ゴールドもシルバーもなんていうか迷っているようだった
その時、
「グリーン、シオンは私達に“真実”を教えてくれる子よ」
と、ブルーが言った。グリーンは「は?」という顔をしている。正直言って、かなり間抜けな顔だ
まぁ、そんな事は置いておいて……
「え、ブルーもシオンに……!?」
「そうよ。昨日逢ったのよねー」
「は、はい………」
「どういうことだ。俺だけ知らないぞ。何にも」
「え、と……だってグリーンさんは……」
「だって?」
おいグリーン。本気で怒るな。シオンが怯えてる
「グリーン、落ち着けよ。怖がらせたらダメだろ」
「…………。」
「………」
俺がグリーンを静止すると、シオンはため息をついて
「仕方ないですね……貴方にも、話します」
「良いの…? シオン……」
「えぇ……。まさか、また逢うなんて思っても見ませんでしたから……。グリーンさん、よく聞いてくださいね—————」
そういい、シオンは昨日と同じ事を話した
「……本当、なのか?」
「本当です」
「…………信じられないな…」
グリーンは、まさか。という顔で呟いていた
まぁ、俺たちも吃驚したけどな
「えぇ。だからアタシ達もアタシ達なりに調べようと思って、ココに来たのよ。判った?」
「………あぁ」
「ありがとう、そしてごめんね。シオン」
ブルーはグリーンに言った後、シオンに視線を移して言った。シオンは怒るわけでもなく、首を横に振った
「いえ。いずれ、10人共知る事になります。遅かれ、早かれ、知る事に……。だから、平気です。たまたま初めに言わなくちゃいけないのは4人だっただけですから。では、私はコレで……」
そう言うと、シオンは階段を降りて行った
ブルーは「さて、」と言うと
「神話に関係する本、読むわよ」
「あぁ、“知るために”……な」
「はいッス」
「判ったよ」
「うん、じゃぁ手分けしよっか」
俺がそう言うと、4人は散り散りに本棚へ行った
俺も、背表紙を指でなぞりながら本を探していた。その時『神を継ぐ者達』という題名の本があった
もしかしたら……。と思い俺はその本を手に取り、イスに座って読み始めた
前書きは無かった。ただ最初にあったのは…
“一つの神が世界を創り、二つの神が時空を生み出し、一つの神が影を創った。その力を継ぐニンゲンを神々は創り出した”と……
世界を創ったのは、アルセウス
時間を創ったのは、ディアルガ
空間を創ったのは、パルキア
影を創ったのは、ギラティナ……か
俺は、その本を読み始めた
続く