二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君と一緒に†番外編UP ( No.447 )
日時: 2010/03/15 15:31
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)

#32 10人集合?

「さぁて、次はマサゴよ」

ブルーが腰に手を当てて言う

「マサゴ…って、ユウナとユウトの家の?」
「レッド……“あれ”を見た後にあれが実家って言える……? まぁ、実家のようなものだけど……」

ため息混じりに言うブルーに「別にいいじゃん」と口を尖らせるレッド

「兎も角、早く行くわよ。“皆”が待ってるわ」

「「「「皆………?」」」」

ブルーの言葉に、4人は目を丸くする

「えぇ、皆よ。10人の再集合。って所!!」

パチン、とウインクをして答える

「え、何時呼んだンスか!? ブルー先輩!!」
「昨日よ。ナナカマド博士にはもう言ってあるから、急ぐわよ。近いけど」
「よし、じゃぁ行くぞ!!」

レッドの声に、4人は飛行用のポケモンを出した
ちなみにゴールドはグリーンのリザードンに乗せてもらっている


         *


マサゴに着き、真っ先に研究所へ向かう
研究所に入ると、のこり5人の所有者が既に集まっていた

「よっ、皆」
「レッドさん! 早かったですね!!!」

レッドの登場にイエローは直ぐに反応し、駆け寄った

「あ、ナナカマド博士。今日はありがとうございます」

ブルーは奥にいるナナカマド博士に礼を言った

「いや、良い。アノ2人が悲しみから少しでも解放されるなら……」
「全力を尽くします。アタシもアノ2人はもう姉妹弟のような存在ですから」

その話を聞いていた、耳の良いサファイアは

「先輩、アノ2人って……誰?」
「今から話すわ。サファイア。……さて、」

ブルーは皆のほうを向くと、真剣な目つきになり、それにつられて9人も目つきが変わった

「今回の事はね、ここに居ないもう2人の所有者の“真実”とこれから起こる大きな“戦い”の事を知ってもらうためよ」

「もう2人……ユウトとユウナ、ですね?」

クリスの言葉にブルーは頷く

「でも、その、ユウナさんとユウトさんの“真実”って………?」
「そうね、まずはそこから話さないとね。レッド、さっきの本、貸して」

ルビーの疑問にブルーは返答し、レッドから先ほど借りた本を受け取った

「その本は?」
「『神を継ぐ者たち』っていう神話本よ」
「神話が関係するんですか…?」

イエローはだんだん頭がこんがらがってきたのか、難しそうな顔をしていた


「えぇ、それじゃぁ……
「待ってくれ、ブルー」

ブルーが話をしようとしたのを、ナナカマドが止めた

「この事はもっと詳しい人を私が呼んでおいた。……入りなさい」

ナナカマドが呼んだ人は………

「「「「「シアン!?(またか;)」」」」」

そう、(また)シアンだった

「ん、知っていたのか……5人は」
「はい……さっきもお会いしましたね……」

やはり、と言うべきかシアンは5人に苦笑いを返した
シアンはコホン、と咳払いをして

「では、話します。ブルーさん、その本、貸してください」
「あ、良いわよ」

ブルーは少し戸惑いながら本を渡した

「………では、まず、2人の本名を教えましょう……」


続く