二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ†君と一緒に†キャラソンUP ( No.460 )
日時: 2010/03/21 13:00
名前: 月音 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
参照: この仲間達がここで出逢えたこと それがこの物語の奇跡—

#33 本名の意

「まず、ユウナの本名は“宝来 優奈”、ユウトとクウトの本名は……」
「ちょっと待ってください」

シアンが双子の本名を言おうとしたとき、ルビーが手を挙げ、訊いた

「クウトって……誰ですか?」

その質問は5人も同じ疑問を抱いていた

「クウトは、ユウトの双子の兄よ、皆」

シアンに向けられた質問をブルーが答え、続けた
「双子の兄」という事実に唖然する5人

「まぁ、色々あって、今はいないんだけど……ユウトの心の中にずっと生きていたのよ」
「心の中って……そんなバカなこつ……」
「信じられないと思うけど、アタシ達はコノ目で見たから。事実よ」

やはり、皆信じられない。という顔をしていたが
ブルーの瞳は嘘をついていなかったので、黙ることにした


気を取り直して、シアンは再び話し出した

「ユウト、クウトの本名は“神崎 悠斗”、“神崎 空斗”。そして、私は“海魅 詩亜”…
それぞれの家は神の力を受け継いでいます」

「神の……力?」
「はい。たとえるなら、イエローさんの“トキワの森の力”のようなものです」
「じゃ、じゃぁ、ユウナさんとユウトさんが、その力を……?」

イエローの問いにシアンは頷く

「では…どんな力なんですか?」
「それは、ユウナは皆見ています。ユウナが継いだ力…“全てのポケモンと対話”と“全てのポケモンと意志が繋げる”……。アルセウスの力によって」
「でも、さ……」

シアンの言葉に反論するかのようにレッドが口を開く

「半分はアルセウスの力だと思う。でも残りの半分は、ユウナの優しさだと思うんだ
だって今まで、ユウナはその力を悪用しなかった
だから、ユウナの能力全てがアルセウスの能力じゃないと思うんだ……。皆だってそうだろ?」

レッドの問いに皆頷く。シアンはその様子を羨ましそうに見ていた、その後


「……では、次にユウトの継いだ力を……!?」

シアンが話し出そうとしたその時、研究所のドアが激しく開いた

あけた人物は………

「——————————ユウト?」



ねぇ、なんで、どうして、みんな、いなくなるの?

なんで? おれをひとりにするの?

こわい、こわい………ひとりに、しないで……!!

4章完・続く