二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: テニスの王子様 -いつでもキミのすぐ側に オリキャラ募集- ( No.69 )
- 日時: 2010/03/11 15:01
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
−第6話−
昼休み、2年生の教室にやって来ています。
「アレ、あそこにいるじゃん」(英二)
「あ、ホントだ。 蒼ちゃん発見」(葵)
「英二、こっちに呼んでみてよ」(不二)
葵と3年6組の2人は、蒼の勧誘のタメに葵を案内していた。
そこで、本人の発見。
3年が3人も、2年の教室を嗅ぎ回っていたら、イヤでも目立つわけで。
嗅ぎ回っていなくても、英二と不二だ。
女の子の目線が痛い。
「・・・早くしてくれる? 英二」(葵)
「んー、分かったv」(英二)
「おーいッ 蒼ー!」(英二)
英二が大きな声を出し、手を振ると蒼は振り返る。
そして、こちらに走ってきた。
「菊丸先輩、どーしたの? 何か用?」(蒼)
「あー、ちょっとね ほら、葵」(英二)
「?」(蒼)
英二が、葵に話しをふる。
心の準備は・・・ととのって無かったわけで。
「あ、えと、その、テニス部に、入りま、せんか?!」(葵)
あ、いきなり。
いきなり、こんなこと言っちゃったよ。
不二が隣でクスッと笑う。
蒼はキョトンとしている。
「あ、えと、ごめんね、急だよね・・・」(葵)
たしかに、と英二が苦笑い。
蒼はニコリと笑い
「うん、急すぎ」(蒼)
と一言。
「まー、そー言うワケだから、テニス部に入ってやってよ! 蒼」(英二)
英二がすかさずフォロー。
不二も「おもしろいよ」と付け足し。
葵も照れ笑いをする。
「イヤ」(蒼)
「「「えッ」」」(葵・英二・不二)
蒼はまた一言そう言うと、教室のドアをピシャッとしめた。
「い、今なんて言った?」(葵)
「“イヤ”って聞こえたけど」(不二)
「あー、予想通りだよぉ あの答え」(英二)
3人そろって、ため息をつく。
「まさか、あんなにカンタンに断られるとは思わなかった」(葵)
「だね」(不二)
呆然としていると、ドアの向こうから足音が聞こえた。
「さっきの話、葵先輩があたしと試合してくれるなら、いーよ!」(蒼)
蒼はドアを勢いよく開け、大声で葵に宣戦布告。
「へ?!」(葵)
「蒼ー・・・ 葵が女テニの何なのか分かってるー?」(英二)
驚く葵に、あきれる英二。
「おもしろくなりそうだね」(不二)
「でしょ!」(蒼)
意見が一致する二人。
4月。 ランキング戦まで、あと2週間。
嵐の予感です。