二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.23 )
日時: 2010/02/12 11:58
名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
参照: グレン!! グレンッテバ!! モウ、ナンデモナイモンッ!!

*+第百三十八話+*


[紅蓮 or 銀花]

※過去の出来事です※


銀花と紅蓮は幼馴染。年齢が違っても名前で呼び合う仲だった。
でも、銀花が中学に入ると、名前で呼ばなくなったのだ。

***[立海大附属のテニスコート](紅蓮視点)


「柊せんぱーい!!」
苗字を呼ばれて振り返れば、銀色の髪の子が手を振っている。
「遅刻だぞー。マネージャー」
そう言えば、「えへへ」と彼女は苦笑い。

「だってだってー!! 銀花、柊先輩と一緒に来たかったから家に向かってたんだもん」
なんと可愛い理由であろう。
しかも、上目遣い。若干、涙目で。頬を赤く染めて。


それが、誘ってる風に見えるのは、俺だけ??


「銀花。遅かったね」
幸村の助け舟?? のおかげで俺は笑顔を取り戻した。
「あ、スイマセン。直ぐに、タオルとか持ってきますね!!」
ペコッとお辞儀をしてから、銀花はニコッと笑う。

俺は銀花が去ったのを見ると、幸村を見る。
「そういや、あの1年どうした??」
俺が聞けば、幸村は「フフフ」と笑った。

「来てないよ。昔の弦一郎を見ているようだったよ」
幸村は楽しそうに言う。コイツは… 黒いんだったな。
「ったく。芽を摘んだらどうするつもりだよ」
そう言えば、お前はニコッと笑う。


「大丈夫だよ、紅蓮。その心配はない」


どっからその自信が来るんだか。
まぁ、それに頷いた俺も俺だけどな。

***[1年の教室 in 放課後]


「ね、ね、赤也」
銀花は隣の席の男の子に話しかける。
「んだよ。今、英語の書き取り中」
赤也はブスッとしながら、英語の書き取り中。

「………… もう、赤也になんか教えない」
ボソッと銀花が呟けば、赤也は「悪かった!!」と謝り。
そう、銀花が赤也に英語を教えていたのだ。
帰国子女。ということもあって。まぁ、ずっと昔の話しなんだが。
外国に親戚が住んでるらしく、ちょくちょく外国に行ってるのだ。
なので、英語はお手の物。

「赤也。そろそろテニス部に戻ってきてよ」
銀花が言うと、赤也は少し驚いて。
「あー… ごめん、言ってなかった??」
赤也は「聞いてない。ってか、何で知ってんだよ」と言う。


「銀花ね?? 男子テニス部のマネージャーやってるの」


まぁ、赤也が驚いたのは当たり前で。




2人がクラスメイトなんてことは、誰も知らない。












『あ、あの!! 1年の瀬戸内 銀花です!! 此処の、マネージャーにして下さい!!』