二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.26 )
- 日時: 2010/02/15 22:08
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: リンネ。ボクタチハズットイッショダヨ。ダッテ、フタゴダモン。
*+番外編+*『バレンタインは感謝の意を示して』
***[那紅埜邸にて]
「ちょっ!! 那紅埜!! 止めて、変態!! ひゃっ!! 誰か助けて———————!!!」
輪廻の悲鳴が響き渡る。
***[その後]
那紅埜は一人の男の子を連れて、跡部邸に行った。
だが、男の子は髪の毛が長く、とても男子とは言えない。
男と示すものと言えば、黒いスーツ・眼鏡・白い手袋。
これが何より、『執事』ということを示していた。
***
「景吾さん。1日だけのアルバイト執事さんです」
ニコッと笑って那紅埜は言う。
「あぁ、例の件か。お前、名前は??」
跡部は男に話を振った。
「俺は、空城そらです。宜しくお願いします」
ペコッとお辞儀をするそら。
みなさんお分かりだろうか。
空城 そら=暁野宮 輪廻である。
まぁ、これには色々わけがって。
***[数時間前の那紅埜邸]
「で、何の用??」
ニコリともしない輪廻は問う。
「輪廻、氷帝のテニス部のみなさんにチョコ作った??」
那紅埜が聞けば、輪廻は驚きの表情。
「作るわけないじゃん。ま、青学の人達には作ったけど」
そう言うと、目の前にあったクッキーを食べる。
「だと思った。だからさ、臨時アルバイトしない??」
那紅埜の笑顔には『悪魔』が宿っていた。
「は??」
「景吾さんの執事ってことで、臨時アルバイト。部活前には終わるから」
ニコッと那紅埜は笑って言う。
「嫌だ。あんな人の執事やるなんて」
輪廻が言えば、那紅埜は指をパチンと鳴らす。
すると、メイド服を着た女の人が何人も出てきて。
「あんまりこの作戦は使いたくなかったんだけど」
ボソッと言う那紅埜が恐ろしい。
「みなさん、傷つけない程度に、手荒なまねはOKですから」
ニコッと言う笑顔と共に、輪廻は押し倒された。
「ちょっ!! 那紅埜!! 止めて、変態!! ひゃっ!! 誰か助けて———————!!!」
これが回想である。
***[元に戻るよ]
(ったく、何でよりにもよってこの人の執事なんか)
輪廻は心で思いながら、相手を見る。
「行くぞ。今日は、騒がしいからな」
輪廻はその意味がイマイチよく分からなかった。
まぁ、後で『自分は執事服着てて良かった』と心の底から思うのだが。