二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.294 )
日時: 2010/03/20 23:22
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: ワタシガマモルカラ。ゼッタイニ、アリスヲカナシマセナイ。


*+第百六十二話+*


「ありがとー」

英二は輪廻の家の椅子に座ると、お茶を受け取る。
「にしても、この間会った時、気付かないですいません」
ペコッと輪廻はお辞儀をした。

「んにゃ、気にしないでー。俺だって分からなかったんだし」
英二はいつもの笑顔で言う。
「にしても、本当に久しぶりだよね、えーじ兄ちゃん」
ニコニコと唖李栖も笑っていて。

「でも、良かったー。輪廻、笑えるようになってて。俺、結構心配だったんだよ」
英二が言うと、フッと輪廻は笑う。
「私は絶対に“約束”は破りませんからね」
輪廻の笑みは不敵だった。何もかもを虜にするような。

「そうだったにゃー。おっと、もう俺は帰るよ。んじゃ」
英二が家を出ると、輪廻は溜息。

「ごめんね、あり」
唖李栖の方を向きながら言ったときに、輪廻は驚いて言葉をなくした。
「良かった!! 怪我無くて、本当に良かった!!」
ぎゅっと強く輪廻は唖李栖に抱きしめられる。

「ありす…」
輪廻は呟くと、優しい笑みに変わった。
「ごめんね、心配かけて」
優しく唖李栖の頭を撫でれば、ニコッと輪廻は笑う。

「本当だよ。全く、輪廻ったら」
唖李栖は泣きそうになりながらも、笑った。
「大丈夫だから。私は、大丈夫」











































































そう。








































































私は大丈夫。
























































































ダカラ、アンシンシテ??



























































































ワタシノタイセツナオトウト。