二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.297 )
日時: 2010/03/21 13:24
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: キズハイエナイ。ソノママナンダヨ。ダカラ、マモリツヅケルンダ


*+第百六十三話+*


「遅れました」

零はそう竜崎先生に言って、朝練にやってきた。
「零か。体調は」
竜崎先生の言っている途中で、周りの人達は驚いて零を見る。

「昨日は、すいませんでした」
零はペコッと腰を曲げて、謝っていたのだ。
「あの状況では仕方なかったろうに」
竜崎先生が言うと、零は顔を上げて左右に首を振る。

「違う。僕の力不足です。あの状況でも、自分を忘れるべきではなかった」
零はペコッと腰を曲げてもう一度言う「すいませんでした」と。
「そうだな。お前は“約束”を破った。この裏切りは大きいぞ」
零は顔を上げると、「分かってます」と呟く。

「もし、またやるようなコトがあったら… お前を此処にはおいておけないぞ」
竜崎先生の言葉に、全員が反応する。
「勿論です。本来、僕は此処に居るべき存在ではないですから」
零はニコリともしない。竜崎先生は静かに頷いた。

「遅刻は遅刻だ。校庭30周!! 乾、緊張感を出すために、作ってやってくれ」
ニヤリと竜崎先生が笑うと、零は苦笑い。
「んじゃぁ、僕は頑張らないと、ね」
そう呟くと、直ぐに走っていく。

「…… 速い」
荒井は驚きながら呟いた。
零はあっという間に、20周も走っていた。
「10分も経ってねーぞ」
池田も驚いている。ってか、全員が驚いていた。




そんなコトを思ってるうちに、朝練終了ー。

***[2年8組]

「今日は、転入生が居るぞー」
先生の呼びかけで、女の子が入ってきた。





































「あ」



































桃城は思わず呟いた。その子に覚えがあったのだ。






































銀色の長めの髪の毛。大きい真っ赤なリボン。




透き通るような、白い肌。ニコッと笑った笑顔。




























「アメリカから来た、“瀬戸内 銀花”です。宜しくお願いします」










































ペコッと銀花はお辞儀をした。


















































































『巡リ廻ル運命ノ歯車。今、軋ミダス』