二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.30 )
- 日時: 2010/02/15 23:15
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: リンネ。ボクタチハズットイッショダヨ。ダッテ、フタゴダモン。
*+番外編+*『不審者撃退!!』
「あぁー… 1日だけなのに、すんごく大変そうだな、俺」
そう呟けば、今度は大声を出すために口を大きく広げた。
「景吾様ぁー!! お怪我はありませんか??」
心配そうに言えば、跡部は罰の悪そうな顔をして。
「お前、見てわかんねーのかよ」
そう言われれば、そらは2階の窓の淵に座り。
「俺は景吾様の執事ですからね。命令されれば動きますよ??」
そらはニコッと笑って見せる。
「フッ。おい、そら!! この不審者を捕まえろ!!」
跡部が叫べば、そこにそらはもう居なくて。
「了解です。ご主人様」
まぁ、そこから飛び降りたわけであって。
だけど、ちゃんと地に着地はしましたよ。
そして、不審者の目の前にそらは居た。
「すいません。その子離してくれません??」
ニコッと笑顔で問えば、相手はナイフをその子に首に近づけて。
「お前も怪我したくなかったら、近寄るんじゃぁねー!!!」
女の子の首にナイフはもう付いてるかもしれない。
「そら、生徒には怪我をさせるんじゃねーぞ」
跡部が言えば、そらは「そのつもりです」と言って。
「は?? お前みたいな奴が出来るわけ… ッ?!」
男は驚きの表情をする。まぁ、目の前にそらが居なくなったわけで。
「後ろはガラ空きだ」
ボソッと呟けば、ナイフを持っている手に少しの衝撃を与えて。
そのうちに、そらは女の子を救出する。
「やりにくいんですよね。人が居ると」
まぁ、その後の攻撃も目に見えない速さで。
いきなり、お腹に一発殴りを入れると、今度は背負い投げ。
これぐらいで良いかと判断したのか、攻撃を止める。
「よくやったな。そら」
跡部が言うのも気にせず、そらは歯で白い手袋を外す。
「えぇ、ご主人様の命令は聞かないといけないんでね」
ニコッと笑って言えば、唖李栖は溜息。
(やりすぎだよ、輪廻)
心の中では、相手に少し同情して。
(バレないと良いけど。執事は間違いだったかな)
那紅埜はそう思うが、一瞬にしてその問いを消した。
(メイドだったら、もっと大変だよね)
あははと苦笑いをしてしまう。
「ま、お前は生徒会室で休んでるんだな」
跡部の言葉が妙に優しく聞こえたそらであった。
***[生徒会室にて]
「保健の先生居ないってどないことやねん」
忍足は廊下を歩きながら文句を言う。
「生徒会室。あの有能な執事がおるところやん」
好奇心が沸いた忍足は、扉を開ける。
「誰もおらへんやん。…ん??」
机に突っ伏していう長い髪の男の子。
「寝とるんかいな」
溜息交じりで近くに行くものの、静かな吐息を立てているだけ。
「はぁ。ホンマ、可愛らしい【お嬢さん】やなぁ」
と言うものの、本人は熟睡中。
「起きたらアカンから、教室に戻るか」
忍足はそう言い残して、生徒会室を去る。
『チョコレートハドンナアジガスルンダロウ』