二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.357 )
日時: 2010/03/22 23:50
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: トドカナイ。アナタノエガオ。アナタノアタタカサ。ネェ……ドコニイルノ??


*+第百六十七話+*


***[再会]


「ねぇ、ねぇ、一緒にお茶しない??」

輪廻は裏路地に無理やり連れて行かれ、男5人に囲まれる。
「??」
輪廻は不思議そうな表情をして、相手を見上げる。
その動作が可愛くて、大人し“そう”に見えてしまう。
まぁ、見えるだけなんだが。

「やっぱり、可愛いじゃん!! 早く行こうぜ??」
男1が言うものの、輪廻は左右に首を振る。
「何々?? 緊張して、声が出ねーの??」
ニヤニヤしながら、男2が輪廻に聞く。

「Who are you??」
輪廻は口を開いて、英語を発する。
“貴方は誰ですか??”と聞いているのである。

「英語じゃん!! アメリカ人?? 良いねぇ、萌えるよー君」
ボスらしき男が口を開けば、「おぉー」と周りから歓声が響く。
輪廻は、冷たい目線をしていて。

「さっさ「おい、探したぞ!!」」
男の子が来た隙に、輪廻は前の男に向かって膝でお腹を思いっ切り蹴る。
「っ!!」
崩れ落ちた男を見て、輪廻はフッと笑った。

「悪いけど、私は日本人なの」
輪廻の発した言葉は紛れも無く、日本語。
「おい、早く来い!!」
助けてくれた男の子も、何人か倒していて。
輪廻は頷き、その場を離れていった。


***


「はぁ、はぁ。んだよ、強かったのかよ」
男の子の声は、何処かで聞いたことのある声で。
「ありがとう。お陰で、逃げることが出来たんだから」
輪廻はニコリともせずに、被っていた帽子を取る。

「え」
相手の驚く顔に見覚えがあった。
「ゆう、た」
目の前に居たのは、確かに裕太。会うこともないだろうと思っていた人物。

「り、んね」






































































互いに顔を見合わせたまま。











































































時間が過ぎていくのも忘れて——————————