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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.50 )
- 日時: 2010/02/20 22:54
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: アリス。ヒトノ、キモチッテ、サ、ウツリカワリガ、ハヤイノ、カナ。
*+第百四十二話+*
***[青春学園テニスコート]
「零くん、レギュラー入り決定だ!!」
カチローが言うと、「レギュラーじゃないよ」と零は苦笑い。
「桃先輩がレギュラー落ち、か」
ボソッと零は呟く。誰にも聞こえないように。
「一番、高い壁ってトコかな」
フッと笑って見るものの、それは優しい笑み。
「零くん?? どうかしたの??」
桜乃が聞くと、零は左右に首を振る。
「いや、何でもないよ」
ニコッと笑う零。
***[輪廻の家にて]
「りんねー。またレギュラーになったの??」
唖李栖はエプロンをしながら、輪廻に問う。
「私が負けるとでも??」
相手の問いに苛付いたのか、輪廻が睨む。
「そうじゃないって。あぁー… 輪廻と戦うかもなんだ」
溜息をすれば、「ご飯が不味くなっちゃうよ」と輪廻は呟く。
「それより、その桃城さんって人、平気なの??」
唖李栖が聞くと、輪廻は「さぁ??」と素っ気無い言葉。
「でも、壁は崩すか乗り越えるだけだよ」
唖李栖が言う。輪廻は「知ってる」と呟き。
「ま、2・3日来なかったら、考えるよ」
輪廻が無愛想に言うと、「優しいね」と唖李栖は言う。
「手を貸してるだけ」
***[唖李栖視点]
「手を貸してるだけ」
君はいつもの表情でそう言った。
でも、本当は心配してるんだろうね。
君は心の優しい持ち主だから。
少し意地っ張りなトコが傷だけど。
君が傷ついたときは、僕がその傷を背負うから。
幸せは二人で半分個。
君と僕は運命共同体。
『ずっと、一緒にいようね!! 唖李栖』
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