二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.538 )
日時: 2010/04/01 23:49
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: イヤナンダ。ズット、ソバニイテホシイ。ソンナネガイ、カナワナイケド。


*+第百八十五話+*



「どうもー。こんにちわ。私は輪廻です。まぁ、知ってる人も居るかなァ。兎に角、覚えてよ」

ニコニコしながら、輪廻は言う。
だけど、服装が少し変で、リョーマは首を傾げる。

水色の長いズボン。生地は伸びる素材。
ピンクと白の半そでのシャツ。
腰に巻いてるのは、赤と黒のパーカー。
そして、ピンクと黒の色をした、帽子。

「まぁ、ぶっちゃけ何しに来たのって言われると、答えられないんだけど。こう言えば、楽、かな」
輪廻は少し考えると、ニッコリ笑った。
「えっと、皆さんに“実力の差”ってのを見せに来ました」
そんな時に、唖李栖が輪廻に「用意出来たよー」と向こうから叫ぶ。

「んっしょっと」
輪廻は大急ぎで、バケツをみんなの前に持ってくる。
その横にあるホースからは水が出てきて。

「行き成り言われても分からないだろうから、ちょっと見ててよ」
ホースをバケツの中に入れると、バケツの中の水はどんどん増していく。
だが、輪廻は気にせず様子で、ニコニコ笑顔。

「ジュニア選抜に選ばれちゃうぐらいだから、アンタ達の実力は凄いと思う。
 例えば、このバケツの水が全国の中学生だとする。
 そんで、この溢れている水がアンタ達。どんどん先に進化していく君達。
 でもさ、溢れている人が凄いとは限らないんだよね」

輪廻はバケツの中に両手を入れる。
ホースの水はもう止まっていて、ホースも向こうの方に行っていた。
「冷っ」
そう言って、片目を瞑る少女。







































笑っているのに、何処か。何処か。


























































「だけど、居るんだよね。このバケツの水の中にも。
 こんな風に、さっ!!」
輪廻は両手で水を掬うと、空に投げつける。

「その代表が、私と唖李栖ってこと。
 アンタ達、中学生に“実力の差”を見せ付けにきた。
 話は以上。私、荷物置いてくるから。銀花も、手伝って」
輪廻は半ば、いやかなり銀花を強引に連れて行った。

***

「えっと、氷帝の唖李栖です。輪廻と僕のことは名前で呼んでください。面倒なので」
ニコッと笑いながら唖李栖はみんなに言う。

「僕と輪廻は、主に皆さんと試合をします。コーチがどっちかを決めるので、ランダムです。
 あ。因みに、輪廻の方が強いですよ。NO.1なのでね」
唖李栖は何の躊躇もなく、みんなに言う。

「僕達も先輩達を評価する権限は持っているので、そこんとこ宜しく。
 じゃぁ、竜崎先生。僕も行きます」
唖李栖はペコッと竜崎先生にお辞儀をする。































































































「あ、そうだ。輪廻に手出したり、傷つけたら、許さないですからね??」










































































ニコッと笑う少年の笑顔は、悪魔のようで。