二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.542 )
日時: 2010/04/02 20:03
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: カナワナイオモイナンテ、ネガッタッテイミナイデスヨ。


*+第百八十六話+*


「ぷっは!!」

輪廻は部屋に入ると、子供の様にベッドにダイブする。
「りんねー?? 駄目だよ。フカフカだからって」
銀花はムスッとしながら、静かにベッドに座った。

「………ごめんね」
消えそうな声で、輪廻は呟く。
「それは、何に対しての謝罪??」
銀花の所からは輪廻の表情は見えない。

「此処に連れて来て。ごめん」
輪廻はベッドに突っ伏している。
「何で、輪廻が謝るの。銀花の意思で此処に来たのに、さ」
銀花は輪廻の頭を優しく撫でた。

「私、もう子供じゃないんだけど」
ブスッとして言う輪廻。
「十分、子供です。銀花だってそうなんだから」
銀花が言うと、輪廻は起き上がって。

「銀花は子供っぽいもん。だから、仕方ない」
輪廻は銀花の頬を優しく抓る。
「あ、あのねー」
そう言って、銀花がムスッとした時だった。




























ギュッ。































































































輪廻はぎゅっと、銀花を抱きしめていた。
と言うか、銀花のお腹部分に抱きついて。
輪廻は、寝ている体制。

「銀花。嫌、だったら言ってね。私も、家に帰るから」

ボソボソっと輪廻は消えるような声で言う。
「ん。了解だよ、輪廻」
優しく頭を撫でれば、輪廻の力は緩まる。

(子猫、みたい。喜怒哀楽が激しいし)
クスッと銀花は笑う。



















































「銀花、ずっと傍に居て」






















輪廻の言葉に、銀花は満面の笑みで言う。







































































「勿論だよ。ベリーも唖李栖も銀花も、ずっと輪廻と一緒に居るから」






































































彼女は、独りになるコトを恐れている。


































































テニスを教わった“代償”は大きすぎた。
































































だって、















































































































彼女の心が叫んでる。泣いてる。喚いてる。














































































銀花に出来ること。



















































それは—————————————————————。