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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.549 )
- 日時: 2010/04/02 21:58
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
- 参照: ホンキニナッチャッテ、バッカミタイ。ドウセ、マケルノニ。
*+第百八十七話+*
「あ、銀花。ちょっと、良いかな」
唖李栖は部屋をノックして、銀花に手招きする。
「了解。んじゃぁ、輪廻、部屋に居てね」
銀花が言えば、コクッと輪廻は小さく頷く。
***
「話って、何かな。大体、予想は付くんだけど」
銀花は唖李栖の部屋(隣の部屋)に来ていた。
「あはは。流石だね。銀花」
ニコニコ笑顔の唖李栖とは反対に、銀花は無表情。
「ちゃんとして。大切なんでしょ、輪廻が」
銀花の言葉に、唖李栖は「ん。分かってる」と呟く。
「それで、どうしたの??」
銀花が聞くと、唖李栖は苦笑い。
「輪廻のON/OFFが不可能になってきてる。ほら、紅蓮に会って、から」
唖李栖の言葉に、銀花は酷く驚いて。
「何で?! 会わせちゃ拙い、って唖李栖が言ってたのに」
銀花が叫ぶと、唖李栖は「しぃー!!」と言う。
「んー… 向こうが勝手に輪廻に会ってた、って感じかな。その後、僕が会いに行ったけど」
唖李栖はクスッと微笑む。
「そう。それで、か。怪我はもう平気なの??」
銀花が聞くと、唖李栖は首を振る。
「右手も今、ヤバイかなって僕は思ってる。じゃぁ、戻ろうか。輪廻が待ってるし」
ニコッと唖李栖は笑った。
***[銀花視点]
輪廻と唖李栖。
どっちかって言うと、唖李栖の方が素直だと思う。
でも、心が読めない。
唖李栖は何を仕出かすか分からない。
輪廻よりも。
プツンと、糸が切れてしまったら。
そんなコトを考えてしまう。
輪廻より、唖李栖の方が危険。
“愛”は甘い、甘い果実。
そして、それが溢れてしまうと。
真っ赤な林檎は、“猛毒”な林檎に変わってしまうよ??
気をつけて、唖李栖—————————————————————。
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