二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.568 )
日時: 2010/04/05 20:31
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: スキナンダ。タダ、ソレダケ。リユウナンテ、ナイヨ。ダッテ、ゼンブダシ…



*+第百八十九話+*


「眠れない」

もう少し打ちたかったと言うのもあった。
だけど、気になることはもう一つ。

「さっきの、輪廻と忍足さんって、やってたよな??」
ボソッと呟いてみるものの、馬鹿っぽいと言うことに気づく。
「明日、聞いてみるか」

***[さっきの出来事]


男は、ベッドから出ると、夜のコートへと向かった。
テニスラケットもボールも持ってない。
只、“アイツ”が居るような気がしただけ。

「あれって、忍足さんと輪廻??」
男は角に曲がる際、コートに居る2人に目が移った。
試合ではない、けど。何処か、試合のようで。
好都合に、向こうからは此処に倉庫があるからか、見えないらしい。

「って、俺何で隠れてんだよ」
“裕太”は自問自答を一人で繰り返す。
そんな時、輪廻が尻餅をついたのだ。
珍しいことなので、もちろん裕太は驚いた。








だけど、もっと驚いたのは先のこと。







もう一つ気になったことがあった。
忍足が手を差し伸べても、輪廻は手を出そうとしない。
その時、ゆっくりと輪廻の細い手が忍足の髪を引っ張った。































































































「っ——————————————?!」











































































































裕太は、ただ、ただ、驚くだけ。
無理もない。
この角度からでは、二人の距離が見えなかった。
そして、引っ張られた時の忍足の驚いた顔。

「アイツ、付き合ってたんだ??」
口に出してから後悔をする。
後悔の渦が裕太を包んでいく。

「っ……!!」
裕太は全速力で部屋に戻った。


















































































































大きな“誤解”を抱えたまま———————————。