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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.65 )
- 日時: 2010/02/25 21:28
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: ネ、キミハイマナニヲオモッテイルノ??
*+第百四十九話+*
***[過去のコト(唖李栖視点)]
「煩い、煩い、煩い、煩い、煩いッ!!!」
そう叫ぶ声がすると思うと、部屋に行った筈のお兄さんが戻ってきた。
「んー… ダメだったにゃー。テニスより、難しいかも」
そう言って、残念そうに言うのはえーじにぃちゃん。
「仕方、ないですよ。僕だって、話せませんから」
苦笑いで僕は答える。
「はぁぁぁぁ。先は長そうだにゃぁ」
えーじにぃちゃん。溜息をしながら、呟く。
「大丈夫です。輪廻、喋ってくれると思いますよ」
そこで区切れば、階段を少し見つめ。
「ただ」
「壁は壊すか、乗り越えるしかないってトコが心配ですけどね」
***
「分かってるさ。みんな、心配してくれるって」
叫んだ後は、ぎゅっと枕を抱く。
「でも、イヤなんだ。裏切られそうで。紅蓮みたいに」
唖李栖がそんなことするハズないと知ってても、信用出来ないんだ。
自分が。
自分自身を。
本当に、その答えは合ってるのだろうか。
頭の中で、もう一人の自分が聞くんだよ。
『紅蓮を倒す』この言葉は本物、だよ??
分かってるのに。
拒絶、しちゃうんだ。
相手を。
すべてを。
だから。
何にも。
いらない、いらない、いらない、いらない、いらない、いらない、いらない。
「助けて、誰か、助けて」
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