二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.652 )
日時: 2010/04/14 18:45
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: ソンナ“オアソビ”ナニガタノシイノ?? オトナノテニスヲシナヨ。


*+第百九十七話+*


「そうなんですか」

唖李栖は説明を聞くと、ゆっくり頷いた。
輪廻はコーラ片手に説明を聞いている。

「でも、神尾さんには無理ですね。“アリバイ”があります。僕と居たという」
ニコッと唖李栖は笑いながら言う。
「まぁ、僕と神尾さんが“共犯”と言うなら、別ですけど??」
クスッと意味有りげな微笑み。

「俺は、足を滑らしただけだ。もう寝させてもらうからな。明日からは、本格的な練習だしよ」
赤也は言いながら、ロビーを去る。
その他の者も、何かを言いながら去っていく。
そんな時だった。輪廻の耳に一言残った言葉があった。

「まぁ、彼が一人で落ちたと言うのは、無いと思いますけどね。
 ボランティアの彼が、犯人と関わりがあるとしか考えられません」
そう言ったのは、確かに、梶本だった。
そして、唖李栖が止めるのも聞かずに、輪廻が声を上げる。

「ちょっと待って」
その一言。だけど、声は透き通っていて。
誰もが、振り返ってしまう声だった。
輪廻は何も言わずに、スタスタと梶元の方へ行く。

「唖李栖を疑うなら、私が許さない」
輪廻は“左手”の人差し指を梶本の胸に向かって指す。
だが、服の少し上のところで寸止めだ。

「もし、疑ったりしたら…」
輪廻はそこまで呟くと、梶本の方を見る。
「私、何をしでかすか分かりませんよ??」
ニコッと笑った後に、「バーン」と小さく呟いた。

「ちょ、輪廻?!」
唖李栖は驚いた表情をする。
「おやすみ、唖李栖」
ニコッと輪廻は笑う。それは、唖李栖に“しか”見せない笑み。

***

「ねぇ、ありす、だっけ??」

輪廻が行った後、此処に残ったのは僕とリョーマ。
「そうだよ。何か用かな。リョーマ」
ニコニコ笑顔のまま僕は聞く。

「お前のコト、絶対に負かしてやるから」










































































それは、僕への宣戦布告かい————————————————————??


***


嗚呼、あんなに怪我をしてしまっていたのか。


ちゃんと、杏を止めておくべきだった。



「スポーツマン、として、私は最低ね」


呟く。誰も居ない、私の部屋。



でも、そんなコトは“今”始まったことじゃない。



悔やまないよ。悔やむはずが、ないじゃないか。

























































私は、“此処”に居たい。





















































この“場所”に。みんなが居る“青学”に。





























































居たい、居たい、居たい、居たい、居たい、居たい、居たい。のに、






























































































誰か、誰か、私を止めて。
































































この“場所”に、ずっと居られるように。































































































居たい、居たい、居たい、居たい、居たい、居たイ、居たイ、居たイ、居タイ、居タイ、居タイ。




































































































イタインダヨ。イタイ、ダケナンダ———————————————。