二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.680 )
日時: 2010/04/18 14:50
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: キニナラナイッテイッタラ、ウソダケド。モウ、キニシナイヨ。

*+第二百三話+*


「にしても、赤也が元気で安心しました」

ニコッと銀花は柳に笑いかける。
「“安心”…??」
柳が言うと、銀花は慌てて両手で自分の口を覆い隠す。

「赤也には、内緒、ですよ??」
銀花はそこまで言うと、柳を見つめる。
「銀花は今、青学の男子テニス部マネージャーをやってるんです」
銀花が言えば、柳は少し驚いた表情を見せた。

「あ、でもでも、立海が嫌いとかじゃないんです。知り合いが青学に居て…。それで」
銀花がそこまで言うと、柳はフッと笑う。
「慌てなくて良い。紅蓮に会いたくないだけだろう」
柳が言うと、コクンと銀花は頷く。

「あんな別れ方、酷いって分かってるんです。でも、」
銀花が下を向きながら言えば、柳は銀花の頭を優しく撫でる。
「アイツのやり方が嫌なんだろう。ならば、気にするな」
柳が言うと、「はい」と小さく銀花は言った。

「あ、あの!! みなさん、元気ですか??」
銀花は顔を上げると、柳に問う。
「あぁ。相変わらずに元気だ。
 でも、丸井は最近、幸村に『たるんどる』って言われるようになった」
柳は無表情のまま言った。銀花はきょとん。

「太ったそうだ。甘い物の食べすぎで」
柳が言うと、銀花はクスッと笑った。
「あ、すいません。でも、テニスしてるのに…」
銀花は「う〜ん」と唸りながら少し考えて。

「甘い物の制限をしないと駄目ですね。ボレーは瞬発力が大切ですから」
銀花は真面目な表情をすると、柳に向かって言う。
「あ、でも、試合前には食べてもらって下さい。じゃないと、最後まで持ちませんから」
ポケットの中から、小さいメモ帳とシャーペンを出す。

「っと。立海に戻ったらこれを丸井先輩に渡しといて下さい」
手のひらに収まるぐらいのメモを柳に渡した。
「相変わらず、お前は用意が良いな。字も綺麗だ」
柳が言えば、銀花はニコッと笑って「ありがとうございます」と言う。

「じゃぁ、失礼します」
ペコッと銀花はお辞儀をして、唖李栖の元へ行く。
「また、データを更新せざるおえない、か」
柳は2人の姿を見ると、小さく呟いた。


































































































ネェ、キミハイマ、ナニヲミテイルノ??