二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.723 )
日時: 2010/04/23 19:34
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: リユウハイラナイ。ワタシハオモッテルミチヲススムダケ。


*+第二百八話+*


「頭が、痛い…」

私は頭を抑えながら呟く。
「途中から、記憶が、ないなんて」
馬鹿みたい…。そこまで息が続かない。

「あぁ、手も痛いや」
真っ赤に染まっている左手。
いつの間にか、悪化しちゃったのだろうか。

部屋に寝ている時は、普通だったのに。
「はは。自分もコントロール出来ないわけ。私って」
乾いた笑いをしながら、輪廻は左手の手の平を触る。

「っ!! ………、こんなにも私の中で大きくなっていたなんて」
嗚呼、馬鹿みたいだ。
否、馬鹿なんだろうけど。

「淡い、初恋、だったのかな」
そんなもの、もう分からないんだ。
その時に、動き出さなかったから。

「っ!!」
自分の意思関係なく、涙がどんどん溢れてくる。
嗚呼、きっと銀花も苦しかったんだろうな。

「わた、しの、ば、かものォ…」
空しさが込み上げてくるのは、“嘘”ではない。
「どう、して、うらぎ、られたの」
もう、気にしない。と決めていたのに。

「ふぅ、すぅ」
やっと、落ち着いた。
ありすにでも、見られたら大変なコトになってたよ。

「私はもう、貴方を想わない。だから、





































































































真実を教えて———————————————??」


































































誰に宛てて言ったわけではない。
















































































自分に向かって言ったのだ。








































































































これは、私なりの“けじめ”だ。