二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.825 )
日時: 2010/05/10 19:36
名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
参照: アナタタチハ、ワタシヲキョゼツスルデショウ?? カレノヨウニ。

*+第二百二十話+*


***[輪廻視点]

「ん……??」

私はゆっくりと目を開ける。

久し振りに見た、“光”。

それは、私とはかけ離れたモノ。

あ、でも。

“光”と“闇”は繋がってるんだっけ。

なら、良いか…。

嗚呼。でも、眠いや。

もう一眠り、しよう、かな…。





バタン!!!





ドアが開いた音と共に、人の声。

「おい!! 起きたみたいだぜ!!」

この声は、「向日さん…」小さく言ってから、ゆっくりと起き上がる。

「此処は……」
キョロキョロと周りを見てみると、前に一回見たことある風景。
「跡部ン家やで。………、おはようさん」
ニコッと笑って私の頭を撫でるのは、忍足さん。

「行き成り倒れるなんて、“ちょいダサ”だぜ」
とか言いつつ、宍戸さんは心配そうな顔で私を見る。
「具合はどう?? 大丈夫??」
彼も、私に聞いているのだろうか。鳳さん。

「りんねちゃ〜ん!! すっげー心配したんだCー!!」
私は重みがかかり、ベッドに横たわる。
不可抗力だ。
目の前には、笑顔と金髪の髪の毛。

「………、チッ、樺地」
跡部さんが言えば、私の上に居たジローさんは樺地さんに捕まる。
「お前、大丈夫なのかよ?? 唖李栖も倒れちまったし…」
向日さんの言葉に、私は固まった。

「あ、ありす、も??」

ゆっくりと言えば、跡部さんは頷く。
そうだよ。
この人達が唖李栖の嘘を付くわけ、ないじゃないか。

「ずっと、眠ってるんですか??」
自分でもわかるぐらい、緊張してる。
「いや、ちょくちょく起きてるな。だが、熱が下がらない」
跡部さんの言葉で、少しだけ胸を撫で下ろす。

「なら、大丈夫です。果物を食べれば、治るはずです」
ニコッと笑って言う、つもりだ。





嗚呼、何が私の本当の“表情”なのだろうか。





「……、お前と唖李栖の笑い方は嘘にしか見えねぇ。お前は、特にだ」
厳しい目つきが私を射抜く。
分かる人には、分かっちゃうのかァ。

「何のことですか?? 跡部さん。いい加減なコト言わないでくださいよ」
でも、
認めない。
否、認めちゃだめだから。

「俺様の目は誤魔化されねぇ。お前は、笑ってない。断言できるぜ??」
ニヤリと笑う跡部さん。
あ、何でかな。
少し、羨ましく見えちゃったよ。

「私は、“ちゃんと笑ってますよ??” それに」
そこで区切ると、私はニッコリ笑った。
「跡部さんの言ったコトが合ってたとしても、私は、絶対に“認めちゃいけない”」
これは、ヒントですよ。私から、貴方達への。

「そういえば、約束したんでしたっけ。理由を話すって」
私はベッドから立ち上がると、近くに置いてあった自分のパーカーを着る。
うん、しっくりするな。

「でも、此処で話すのも何ですし、違うトコでお話しします」
唖李栖、いつも自分勝手でごめん。
「あぁ、なら、応接間で良いだろ。じゃぁ、行くぞ」
でも、覚えていて。







































































私は、



































































































この人達のコトを、
































































































信じてるワケじゃない。