二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.858 )
日時: 2010/05/21 19:41
名前: うっさー ◆QwHNUB52r2 (ID: HnQQx7lG)
参照: サァ、“アカガミノサクヤ”ニカテルカナ?? クックック。



*+第二百十八話+*


「えぇぇぇ?! ありす君、今日もプール入らないのぉ??」

そう言って唖李栖(輪廻)に詰め寄るのは、数人の女子。
「すいません、先輩方。僕、少し風邪気味なんです」
苦笑いをしながら言えば、数名はキュン、となっている。

「おい、唖李栖」

響く声で話しかけるのは、俺様何様跡部様。
「珍しいですよね、全校でプールなんて」
ニコッと笑いながら、唖李栖は跡部たちに言った。

「マジマジ楽Cー!! 唖李栖、行くよー!!!」
ジローは跡部の後ろから走ってきたと思うと、唖李栖の腕を掴む。
「っしゃー!! 行くぜー!!」
岳人も反対側の唖李栖の腕を掴んで、引っ張った。

「え?! ちょ!! うわぁ!!」

ジャバーン、と音を立てて、飛沫を立てながら3人はプールの中に入っていく。
「激ダサだぜ!! 唖李栖は見学中だってのに」
宍戸の声と同時に、唖李栖は水面に顔を出す。

「っぷは!! 気持ちぃ!!」
唖李栖はニコニコ笑いながら、独り言の様に言う。
「でも、水着で入りたかったですね。透けます」
ギロッと唖李栖はジローと岳人を睨む。

「唖李栖。はい、タオル」
那紅埜は白いタオルを唖李栖に差し出す。
「サンキュー。っしょっと」
プールから上がると、体操服の上からタオルを被る。

「……、今度やったら、ただじゃおかないですからね??」

クスクス笑いながら、唖李栖は2人に向かっていった。

***[あっという間に放課後]


「練習、終わっちゃったねー」

輪廻は背伸びをしながら、上着を羽織る。
「だね。そういえば、唖李栖が目覚ましたらしいよ」
那紅埜の言葉で驚くものの、輪廻は嬉しそうに笑った。

「じゃぁ、私、ちょっと向こうで仕事してくるね」
那紅埜が言えば、輪廻は頷く。
「手伝おうか…??」
「大丈夫!! じゃぁ、待っててね」
ニコッと那紅埜は笑うと、向こうに走って行った。





そもそも、





昨日のことが遭ったんだから、





無理にでも、





付いていけば、





良かったんだ。
























ねェ、もう一人の、自分[朔夜]。